国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

お金を貯めるには

2008-09-16 16:02:23 | 仕事
だれだって、この方法を考えているはずだと思う。

私は別に大金持ちになる夢など見た事はない。ただ、日々健康に暮らせるだけの屋根のあるうちと、精神的健康を保てる仕事と、人並みのホリデーの時間と、年一回郷里に帰れる自由がほしいだけだ。

決して贅沢とは思っていない。

しかし、仕事ができなくなる50代後半位からの半生の為に、だれもがお金を貯えておこうと思うのだろう。

最近のNZの深刻な不況では、大口の不動産管理や銀行の運用によって、主に老後のためのお金を預けていた人が犠牲になった。

ANZバンクさえ、先週人を切っている。それは、大株主であるオーストラリアの会社が運用に失敗し、このニュージーランドの銀行を犠牲にしたのである。

大きなニュースにはなっていないが、皆、オーストラリアの餌食になっていることを知りながら、オーストラリアより低い賃金であくせく働いている。

これで、次の選挙でナショナル党が当選してしまったら、一昨年始まったキウイセーバーなる年金制度も、多分つぶされてしまうに違いない。何のために始めたのか。

日本の一党独裁とは違い、政治をする党が変わる事が普通のこの国では、数年後はどうなるかわからない。
ほんとうに、全く予測がつかない。

では、私たちの老後、誰にも迷惑をかけないで安心して死んで行けるには、どうしたらいいんだろう。

そこで結局たどりついたのは、やはり不動産ということだった。

土地。家。こういった物を持てるだけ持っておくのが、この国では一番確実なのだと。

それにしても、現金という物がないだけに、今たとえ持ち家に住んでいても(ローン付きだが)、毎月火の車なのである。