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(イディオム)私はダイエットするつもりです

2010-09-15 09:46:54 | TOEIC650点読解・イディオム

今回も、一般動詞goと方位語(方位副詞や前置詞のこと)ついて述べます。

日本の英語教育でまったく不足しているのは、Two Word Verbsのしくみを教えることです。ほとんどが連語だとか、イディオムだと呼ばれ、丸暗記の対象になっているのはまったく問題だといっていいでしょう。

さらにI'm here.を「出席しています」、I'm home.「ただいま」などと会話文だとか言われ、丸暗記の対象となっています。

前回も述べたように、イギリスの言語学者C.K.Ogdenが「たった16の動詞で日常会話のすべてができる」とし、さらに「動作語」としてoutやinなども加えています。つまりこの順列組み合わせで表現できるとしています。

今まで、be動詞と方位語について述べてきました。
なぜならすべての基本はbe動詞にあるからです。「存在」はある意味で静止的なものです。それを動的な表現にするのが一般動詞の役割です。

  be home ---> go home, come home, get home
  be back ---> go back, come back, get back
  be in ---> go in, come in, get in
     ---> go into ~, come into ~, get into ~
  be out ---> go out, come out, get out
     ---> go out of ~, come out of ~, get out of ~

ここですべての方位語について述べることはできませんが、私はこのbe動詞+方位語が一般動詞を使った動的な表現へと展開する意味合いをきちんと整理した方がいいと思います。

私はこの関係を電子出版本「一週間に心にしみこむイディオム」で以下のようにサルを使って説明しています。

場面は、「サルがcage(おり)に入っている」状態で「人が外からそのおりを見ている」設定としています。「家にいる」「戻っている」「中にいる」「外にいる」といった意味となります。

  Be home.  家にいろ  
  Be back.  戻っていろ
  Be in.   中にいろ
  Be out.   外にいろ

一方、一般動詞goとcomeを使うと動的な「方向性」が生まれます。
まずgoは、「去り行き」を表すので、人を主体にすると、以下のような表現が、

  Go home.  家に帰れ  
  Go back.  戻って行け
  Go into the cage.   オリに入って行け
  Go out of the cage.  オリから出て行け 
  ※最後のものはサルが話せたら、あるいは人もオリの中にいたら

次にcomeは、「出現」を表すので、以下のような表現が

  Come home.  家に帰れ、戻れ
  Come back.  戻れ 
  Come into the cage.   オリに入って来い
  Come out of the cage.  オリから出て来い 
  ※すべてのセリフはサルが話せたら、あるいは人もオリの中にいたら

最後のgetには、goやcomeのような「方向性」はなく、「ある状態に到達する」という意味となります。ただし、beのように静止的なものではなく、「どうにかして」といった意味も含まれます。

  Get home.  家に帰れ、戻れ
  Get back.  戻れ 
  Get into the cage.   オリに入って来い、行け
  Get out of the cage.  オリから出て来い、行け 
  ※これは方向性がないのでサルでも人でも使えるセリフです。

ここで思い出してほしいのは、このブログでも紹介した以下の表現です

  I will be home for Christmas.
  I will be back.
 
 ※これは当時イラクに派遣された米兵の慰問に行ったシュワルツネッガーの挨拶の最後のセリフです。

いずれにしてもgo home, come homeやgo back, come backでは「方向性」が生まれ、get home, get backでは「どうにかして」という意味が含まれてしまいます。

しかしその使い分けはきちんと英語の発想として理解しておくべきだと思います。 

最後に指摘しておきたいのは、be動詞と一般動詞との表現の違いです。
inは「範囲内」を表し、intoは「範囲内+到達」を表すことによりgoと結びつくことになります。
一方、outは「範囲外」を表し、out of ~となります。

  I am in hospital.
  私は入院しています
  I'm going into hospital next week.
  私は来週入院するつもりです

  I am on a diet.
  私はダイエットしています
  I'm going on a diet.
  私はダイエットするつもりです

  My watch is out of order.
    私の時計は壊れています
  My watch went out of order.
    私の時計は壊れています

【be動詞フレーズ5段活用】 be on a diet
=============================
(1) (am, are, is) on a diet  現在形動詞フレーズ 
(2) (was, were) on a diet  過去形動詞フレーズ 
(3) be on a diet  原形動詞フレーズ
(4) being on a diet  ing形動詞フレーズ
※基本的に進行形にはなりません。動名詞になります
(5) been on a diet  ed形動詞フレーズ  
=============================

【一般動詞フレーズ5段活用】 go on a diet
=============================
(1) go(es) on a diet  現在形動詞フレーズ 
(2) went on a diet  過去形動詞フレーズ 
(3) go on a diet  原形動詞フレーズ
(4) going on a diet  ing形動詞フレーズ
※基本的に進行形や動名詞になります
(5) gone on a diet  ed形動詞フレーズ  
=============================

 go -Two-Word Verbs

   go -Two-Word Verbs

今回はgo in, go into ~と、go out, go out of~の文例をあげておきます、それぞれを対照させて意味を身につけてください。

※( )内の数字は当教材所収の文例の数です。

 (13) go in  (28)

 (14) go into ~  (31)

 (17) go out  (61)

 (18) go out of ~  (14)

以上のものは、EnglishTrekking-sample2より抜粋

   EnglishTrekking

英語は方位や空間でものごとをとらえる言語です。

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