【おそらく皆さんが受けたことがない英語教育】
トランプの就任演説は「文法は小学6年レベル?大衆的な言葉遣い」だと報道されていました。しかしこれはマスコミによる情報操作・世論誘導の一つだと私は思います。
イギリスでもアメリカでも第二次世界大戦後にPlain Englishの運動がありました。 plainとは、「平易な、簡単な」といった意味です。 このプレイン・イングリッシュというのは、だれが読んでも聞いても、こちらの言いたいことがきちんと伝えられる英語のことです。 発信を中心にしたコミュニケーションの英語といえます。いろいろなバックグランドを持った人たちがコミュニケーションするときに、プレイン・イングリッシュが不可欠になってくるわけです。一番良い例はアメリカ大統領のスピーチと言われています。
小学四年生くらいの英語だという報道もありましたが、内容はともかく私は感動しました。
確か、上の記事は当時の朝日新聞が報じたものであったと記憶します。
[今日の学習]
あなたも全所収文例約9,600に挑戦しませんか?!
今回も、「ENGLISH-TREKKING教材Vol.4 Essential verbs 70」の学習となります。
dragの動詞フレーズ
[基本的意味]
「引く」という意味で、dragは引く対象物とその接触面との摩擦が大きいときに用いる。
[類義語] draw
ものを一定の速度と力で<すべるように>引くこと、対象となる物は接触面との摩擦が小さく、力を入れずに対象物を引くことになる。
[今回のポイント]
「ENGLISH-TREKKING教材Vol.4 Essential verbs 70」に登場する動詞のほとんどが馴染みのものばかりです。
dragは、PC用語のドラッグアンドコピーのドラッグですね。
「引きずる」というイメージがメタフォーとして「会議などがだらだら続く」といった意味に展開します。
(along) 「進行」
(1) He dragged himself along behind the others.
彼は皆の後から足を引きずってついて行った
略
(on) 「密着・継続」
(1) The meeting dragged on.
会議がだらだら続いた
略
(out) 「範囲外」
(1) drag a shy person out to a party
内気な人を無理にパーティーに引っぱり出す
略
(up) 「上方」
(1) Don't drag that up again!
あの事は二度と持ち出さないでくれ!
略
言葉というものはもフレーズPhrase、つまり「意味ある単位」でとらえてこそ、その意味が定着・蓄積するものです。もう一度、赤文字で表記した動詞フレーズの意味をとらえてください.
これがことばとして身につけるための英語学習法です
自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産
drag that up | dragging that up | dragged that up |
① 現在形動詞フレーズ | ② 過去形動詞フレーズ | |
drag(s) that up | dragged that up | |
③ 原形動詞フレーズ | ④ ing形動詞フレーズ | ⑤ ed形動詞フレーズ |
一般動詞5段活用 | V感覚(動詞) | その事を持ち出す |
【ファンクションメソッド 一般動詞フレーズ5段活用】 表現展開の例
① 現在形動詞レーズ 「現在の事実・習慣を表す]
She always drag that up.
彼女は、いつもその事を待ちだす
② 過去形動詞レーズ 「過去の一時点の事実を表す]
She dragged that up.
彼女は、その事を待ちだした
③ 原形動詞フレーズ 未来形・情緒表現 「未来の事実・情緒などを表す]
She won't drag that up.
彼女は、その事を待ちださないだろう
She didn't drag that up.
彼女は、その事を待ちださなかった
④ ing形動詞フレーズ 「未来の事実・継続的な意味などを表す]
⑤ ed形動詞フレーズ 「過去を背負った現在の付帯状況] 現在完了形
She has never dragged that up.
彼女は、今までその事を待ちださなかった
ファンクションメソッドは英語発想を元にしています。英語発想とはファンクションフレーズと動詞フレーズの順列・組み合わせで文が成り立っているということです。
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