日本の英語教育は構文主義が貫かれています。
「英語の九九英会話発想トレーニング」にも以下のような表現が登場します。
中3年配当・GRADE28-9 so ~ that 節の文
I was so busy that I couldn't go there.
私はとてもいそがしかったのでそこに行けませんでした
中3年配当・GRADE29-5 too ~ to 不定詞の用法
I was too busy to go there.
私は忙しすぎて、そこに行けませんでした
これはよく「書き替え問題」として登場しますが,私はいつもどうして構文として教えるのか理解できません。
確かに、so ~ that 節となっていたら、「とても~なので~だ」とか、too ~ to不定詞となっていたら「あまりに~なので~できない」と日本語に変換できます。
しかしことばの習得としてそれでいいのでしょうか。
元々、これらの表現には以下のような簡単な表現があります。
もちろんこれは中1年配当で学ぶような表現です。
I was so busy.
私,とても忙しかったのよ
I was too busy.
私,あまりに忙しかったのよ
まず前者のsoを用いた表現ですが,「とても、大変」という意味ではsoの代わりにveryも使えます。
しかしsoを使うと「それほど」といった意味となり,それと結びつくthat 節によって、「とても~だから~だ」と原因と結果を表すような表現となります。
一方tooは、「あまに~なので」という意味ですから,to+原形動詞フレーズを導くことによって同じような表現ができます。
もちろんこれは「そこに行くには忙しすぎる」と訳す場合もあるでしょう。
いずれにしても私が言いたいのは,初めに簡単な表現がありそれを身につける必要があるということです。
日本の英語教育は常に構文と称してボックス型思考を押し付け,それを暗記しさえすれば場面や状況に応じて単語を入れ替えたら英語は話せると教えています。でもそんなことは実際できるのでしようか。
[英会話発想トレーニング]
(1) 彼女はとても親切なので、私たちは彼女が好きです
→ She is so kind that we like her.
(2) それはとても高価なので、私は買えません
→ It is so expensive that I can't buy it.
(3) 彼はあまりにも速いのでつかまえることができない
→ He is too fast to catch.
(4) 私は忙しすぎて買い物に行くことができませんでした
→ I was too busy to go shopping.
今話題の英会話教材「見て聞いて覚える中学英語やり直し教材」
![英語の九九 英会話発想トレーニング](http://homepage3.nifty.com/cominica/image-new/kuku.gif)
[お知らせ]
以下は私が最近配信した新プログです。ぜひ訪れてください。
副題 「TOEICのスコアは高いのに、話せないんですか?」
「自由に話すための英語脳構築プログラム」
続きの記事や過去記事を読む
ファンクションメソッドは、ファンクションフレーズと動詞フレーズの組み合わせで文を生産します
脳にある「記憶の束」に対して、ある刺激に対してシナプスという神経がその取り持ちをする。
ブログ「英語の九九 英会話発想トレーニング」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます