円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

納骨立ち会い

2007年09月18日 | 日記
ご門徒様の納骨に立ち会うために山口県の小月まで同行(実家が山口県だからだそうです)。福岡では納骨堂にお骨を納めることが一般化していると思うのですが、山口ではまだそれぞれのお墓をしっかりと守っていこうという意識が強いと思い、ある意味うらやましい。
墓やお骨にあまりにもとらわれて一番大事な阿弥陀様を忘れてしまっては本末転倒ではありますが、家庭に於いてお墓の管理の引き継ぎがうまくなされずお墓が荒れ果ててしまったり、全てではありませんが納骨堂に預けさえしておけば後は面倒を見てくれるから楽だ、等の考えによって命の尊さを感じる心が失われつつあることは悲しい。
本日は大変暑い一日でしたが、施主のご子息が汗だくになりつつもお骨をお墓の中に納められる姿は大変ほほえましいものでありました。

愛読書?

2007年09月17日 | 日記
日中法事、施主様は東京よりご来寺。普段遠く離れていても、生まれ育った故郷があり、そこにお寺があることを何よりもうれしく思ってくださることがとてもうれしい。事情により遠方でお住まいのご門徒さんに対して普段どのようにみ教えを伝えることが出来るのか、日々考えています。
さて、継職して以来、快適な事務環境を作るためいろいろと事務用品を品定めしているのですが、最近なかなか外に出かけることが出来ないので、もっぱら○スクルなどのビジネスに特化した通販をよく利用してます。品揃えが豊富で、しかも平日ならば注文した当日に品物が届くのがとても便利でやみつきになりそう・・・。
秋の夜長、グラスを片手に通販カタログをめくっておりますが、これでいいのだろうか?

定例法座

2007年09月16日 | 日記
昨日はなぜか日記を書く気力なく就寝してしまいました。
さて本日午後1時より9月の定例法座を本堂にて行いました。台風の影響でしょうか、蒸し暑く途中で雨も降り出しましたが、お聴聞にきてくださったご門徒の皆様、誠に有り難うございました。


まもなく秋の彼岸と言うことで、彼岸にまつわるお話をさせていただきました。真西に太陽が沈むこの時期に西方浄土に思いを馳せたのが春秋2回のお彼岸のお参りの起こりといわれています。わが身を振り返って考えると最近夕日をじっくりと見ることもあまりありません。目先のことばかりにとらわれて大きな世界に生かされていることを忘れがちです。
曇鸞大師は往生論註の中で、
「三界を見そなはすにこれ虚偽の相、これ輪転の相、これ無窮の相にして、尺蠖 (屈まり伸ぶる虫なり)の循環するがごとく、蚕繭(蚕衣なり)の自縛するがごとし。あはれなるかな衆生、この三界に締(結びて解けず)られて、顛倒・不浄なり。」
と私たちの姿を、茶碗の縁をいつまでもぐるぐると回ってそこから抜け出すことのない尺取虫や、自らの身体を繭で覆ってしまう蚕に例えられて、狭い世界にしがみついているとおっしゃっておられます。
さあ、下ばかりを向いている頭を上げて夕日を眺めながら、必ず摂め取って捨てずにお浄土に生まれさせると誓ってくださった阿弥陀様のおこころに感謝しお念仏申しましょう。

9月14日

2007年09月14日 | 日記
日中は法務、夕方に一泊研修旅行の案内状草案作成、途中にご来寺2件の応対、夜は小竹町E照寺さまにて安心論題学習会出席、23時前帰着。
フルタイム動いて確かにあわただしいのだが、たとえそうであってもお仏事を主催するご門徒さんにとっては、その時間・瞬間ははたった一度のかけがえのない時間。また更に考えるならば、これだけ仏法にどっぷりつかっているということ。そこを肝に銘じなければならない。仏法に遇うとは、物事の新たな一面や見えなかったものに気付かせていただくということでもある。南無

会議

2007年09月13日 | 日記
昨日は午後四時より直方市のS徳寺様にて鞍手組同朋教学部会議に出席。先月行われた一泊研修会の総括を行いました。研修会当日に気付かなくても、後日あらためて思い出すことによって明らかになっていく事項も多く、常に振り返って問い続けることも大事であることを実感。会議終了後、引き続き反省慰労会でOという焼鳥屋さんで乾杯。おかみさんに怒られながら串をほおばることにある種の快感を覚えながら(?)夜は更けていきました。

さて、本日午前中は当山の納骨堂委員会の方々とともに会計事務。予定よりだいぶ遅れて午後3時に作業終了。

午後7時半からは当山仏教壮年会の旅行委員の方々とともに11月に企画している一泊研修旅行の打ち合わせ。

今回からは仏壮主催で婦人会にも協賛していただきご門徒に広く参加を呼びかけることとなり、綿密に行程等を検討しました。本日ご来寺の皆さん、長時間の会議に参加してくださり、誠に有り難うございました。

願われて いのち尊し ほとけの子

2007年09月11日 | 日記
本日早朝、第二子が誕生。たまたま法務はなく、夜は隣の組の公開研修会を聴講予定にしておりましたが、申し訳ない思いを持ちながらもキャンセルさせていただき、子どもの顔を見に行きました。
こんな小さな子にもすでに阿弥陀様の大悲は至り届き、願われ、またたとえようのない程の多くの縁を恵まれここに生かされているのだなあと、しみじみ思いをめぐらすばかりでありました。

「願われて いのち尊し ほとけの子」

ある場所で聞き、また眼にしたことばであります。


9月10日

2007年09月10日 | 日記
本日午後より小竹町のE照寺様で鞍手組仏教婦人会が行われるので、当山から参加するご門徒さんを会場のE照寺様までお送りしました。時間に余裕をもって到着したはずなのですが、既に本堂はほぼ満堂で、何とかお座りいただけました。
鞍手組ではいろんな研修会がありますが、仏教婦人会が一番参加者が多いと思われます。大変うれしいことですが、仏教婦人会より下の世代の方向けに若婦人会という部門もあるのですが、実際にお若い方は育児やお仕事などで参加がしにくい状況で、仏教婦人会の方々が、両部門の研修会を掛け持ちして参加していることもしばしば。様々な世代に応じて訴えかける何かがまだ不足しているのでしょう。その何かを模索しているのですが・・・。

さて、夜7時30分からは円覚寺の俳句会立ち上げに関しての打ち合わせの会議を開きました。発起人であるSさんとSさん、そして私と前住職の4人で、大まかなプランニングを行い、まず賛同してくださる方々への案内状文案・説明会の式次第・準備品・役割分担などを検討していきました。
このようにご門徒さんからの発案により新しい集いが出来ると寺院の活性化が加速されます。地域に広く開放して文化の発信地になれば最高ですね。
会議の終わり際に、Sさんから「住職、あんたも俳句作るとばい!」と言われてしまいました。感受性乏しきこの私にとっては、勤行や法話をさせていただくより頭を抱えてしまいそうですが、皆さんのやる気にうながされ、頑張って詠もうと思っております。

力強い願い

2007年09月08日 | 日記
本日午前中は月忌参りとご法事。午後3時より、いつも自坊や鞍手組の旅行などの企画でお世話になっているN旅行のK竹さんがご来寺。毎年秋に行っている仏壮主催の一泊研修旅行についてこちらから提示してあった意見をとりまとめて、3つほどプランを作ってお寺まで持ってきてくださったのです。私と前住職、旅行委員のT司さん、遅れてM宅さんとともに旅行のプランについて検討をしました。(T司さん、M宅さん、今日は突然お電話して、そしてお寺にきていただいて誠に有り難うございました。)
この日記を読んでくださっている浄土真宗本願寺派福岡教区鞍手組のお寺さんならばご存じでしょうが、それにしてもK竹さんのお働きぶりには本当に頭が下がります。お会いしたときにはいつも「忙しい忙しい」と常に複数のお仕事を抱えて走り回っていらっしゃるのですが、その顔は活き活きとしてなんだかうれしそうなのです。私たちも寺院関係の旅行ならばこの方にお任せすれば間違いないと思っていつもおんぶにだっこ状態。はっきり言って中途半端に学んでいる僧侶より、よっぽど仏法に精通されていらっしゃるのではないでしょうか。旅行に参加される皆さんに、「絶対ココを見て欲しい!旅行を通して阿弥陀様のご本願に遇っていただきたい!」という熱意がひしひしと伝わってくるのです。願いが力として我々に伝わっているのでありましょう。
我々もお念仏に遇うよろこびをK竹さんみたく伝えてなければ・・・、ますますいのちが見えなくなってしまいますよ。

9月7日

2007年09月07日 | 日記
前回に続いてパソコンねた。
義弟のパソコンが電源を入れてもOSが立ち上がらないとのことで、様子を見てみました。モニター上でいろいろやってみても進展がないので、エイヤッとケースを開けて、マザーボードと各パーツをつなぐコネクターを一通り外してまた接続して電源ON。結果はお見事、復旧しました。パーツ同士をつなぐ接点がどこかで不良を起こしていたのでしょう。自分自身も似たようなケースは経験していたので何とか対応が出来ました。
が、いろいろとデジタル化されていても意外とアナログ的な部分でトラブルというものは起こるものですなあ。