円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

平成23年 お内仏報恩講

2011年01月16日 | 日記


本日午後一時より、円覚寺の平成23年お内仏報恩講がお勤めされました。





今日は、浄土真宗の開祖、親鸞聖人の749回目のご命日です。聖人のご遺徳を偲びつつ、お念仏に生かされることのよろこびをかみしめます。





正信念仏偈をお勤め。





引き続いて聖人の御一代記『御伝鈔』を拝読。昨年12月の報恩講法要より、ご門徒様から寄進してくださった「御伝鈔卓」にて拝読しております。

気が引き締まるとです、ほんなこつ。





前席の法話は私住職がお取り次ぎ、そして今回は親鸞聖人のご生涯の創作劇ビデオを鑑賞いたしました。





皆さん真剣なまなざしでご覧になります。





ウチの子も見とります・・・。





後席の法話は前住職がお取り次ぎさせていただきました。



天気予報では最高気温0度(!)との厳しい天候ではありましたが、多くの方と親鸞聖人のご命日をお迎えすることが出来、大変ありがたいことでございました。


合掌





御内仏報恩講をおつとめいたします!

2011年01月15日 | 日記
明日1月16日は浄土真宗の開祖、親鸞聖人の749回目のご命日。いよいよ親鸞聖人750回大遠忌が近づいて来ましたね。

さて、円覚寺では明日の午後1時より、門信徒会館にて、

『御内仏報恩講』

をお勤めいたします。


・正信念仏偈の勤行
・御伝鈔拝読
・親鸞聖人のご一生の創作劇ビデオ上映
・法話


明日は雪も降るらしいですが、ぜひぜひお参りくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。



心コロコロ

2011年01月13日 | 日記
昨年末に受けた健康診断の結果が正月気分がまだ抜けぬ1月5日に出た。その一部に要再検査の項目があり、病院の紹介状まで出されてしまった。


実はその項目は一昨年の健康診断でも指摘されていたところなので、昨日の午後、何となく重い気分を引きずりながら病院へ行った。


先生の触診の後、「採血、レントゲン、エコーと検査をします。この結果如何で細胞の採取やCTなどを考えましょう」と言われ、すでに気持ちはCTで調べられている自分の姿を思い浮かべる。

こうなるとついつい悪い方向へ想像は働くモノだ。万が一の場合、家族やお寺はどうなるか、などど考えてしまう。



しばらくして検査の結果がある程度出た。その結果は・・・






「特に今のところ異常は見受けられませんねえ、ただ、血液検査の結果がまだ全部揃っていないので、数日後それらが出揃ってから最終的な判断をしましょう」



ちょっと安心。



自坊に帰り、坊守に報告。

するとふと気付いたのだが、夕飯を作る坊守の様子がやけに明るい。


無事でほっとしたのだと・・・。


うれしいではないか。





後から考えてみるに、じぶんのこころはコロコロだ。お聴聞させていただきながら、わかったつもりの私であるなあ。

いざ、ひとたびわが身にいのちの不安がよぎれば、心配事がその座を奪ってしまうではないか。


しかし、私の気づかぬところで心配してくれる方もいたのか、と思うとなんだかありがたい。


ましてや阿弥陀様はわかったつもりの私と見抜いてそれでも救うと誓ってくださる。


いずれは検査結果に異常有り、と受け入れなければならない時も人間として生きてる以上必ず来るだろう。


そのときは、やはり心コロコロしながらも、今よりは阿弥陀様のこと・お念仏の喚び声を思い・聞きたい。









雪をさいて差す光

2011年01月12日 | 日記
今年も多くの年賀状を頂戴したが、印象に残ったのは、多くの方が「お身体には気をつけて」とお心配りをしてくださったことであった。

本当にありがたく、うれしく思った。支えてくださる方がいるっていいな。



しかし、こんなことは今年が初めてだ・・・。



一つには、何が何だかよくわからないまま、来年度より鞍手組連続研修会(連研)の部長となってしまったのだが、それが要因だと思われる。

確かに連研は鞍手組の基幹運動推進に関して重要な位置を占めるところであり、多くのご門徒受講者、またそれに関わる多くのスタッフさんとどのように研修会を進めていくか、それが自分のような若造に務まるのか?、正直自分自身不安でしょうがなかった。


そんな中ではあったが昨日、法中スタッフ会議を行う中で、一筋の希望が見えた気がしたのだ。


これまでの連研での経験や反省を元に、み教えが伝わることの大切さ、ありがたさを第一にアツい論義が交わされた。

スタッフそれぞれの連研にかける思いをそのままに発言してもらい、自分もどうしてもこれだけは!、という思いを述べさせていただいた。

その過程の中で、これからの連研の展望を見据えつつ、現状の問題点や、目標をスタッフで共有することが出来つつある。




会議が終わり会所を出たときには、雪はやみ、雲の間から光が差していた。


平成23年1月 雲林俳句会

2011年01月06日 | 日記


平成23年1月の雲林俳句会が本日午後一時より開催されました。

今年一回目の俳句会、気持ちも引き締まります。

会のはじめには年頭のご挨拶を井上一子先生と櫻井達子先生よりいただきました。

この会を立ち上げてくださった櫻井千丈先生(昨年ご往生)のご意志を受け継ぎ、研鑽を積んでいきたく存じます。



それではご参加くださった皆さんの句を紹介させていただきます。

除夜灯し 村に向き合ふ 寺二つ 井上一子
四つ目垣 繕う庭師 年暮るる 櫻井達子
モノクロの 田畑抱きて 山眠る 栗田早苗
押し分けて 数えて入る 柚の風呂 栗田武
浜早春 椰子の潮路の 終わりけり 松野賢珠
初春や 三年日記 三段目 山内博子
藁の中 凛々しく締めて 冬菜かな 許斐浩三
一陣の 風の行方や 寒牡丹 松野幸子
水滴に佛宿れる 梅の花 栗田愛子
風花や 産土(うぶすな)の杜 囲いをり 白石実枝
雨もまた 彩りありて 初景色 松野淳信

平成二十三年 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2011年01月01日 | 日記
平成二十三年になりました。



私は暴風雪の中、ガタガタ震えつつ除夜の鐘をつきながら新年を迎えさせていただきました。

まあ、こんな年越しもあるわな、と。その分、かっぽ酒はあたたかくて美味しかったです。寒さゆゑです。



さて、いよいよ今年は親鸞聖人750回大遠忌法要がご本山の西本願寺で厳修されます。

楽しみです。



本年も寺門興隆のため邁進したく存じます。なにとぞよろしくお願い申し上げます。