円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

ホームページ更新情報 などなど

2009年11月30日 | 日記
先週は26日に鞍手組同朋教学部の同朋研修会にて善行寺ご住職とともに講師。前半は善行寺様がご講義。私は後半。
僧侶研修会への意識低下が危惧される中、今一度若い法中さんへ学びを深めてもらいたいとの同朋教学部部長、西徳寺ご住職の思いをひしひしと感じつつ、「本願寺教団と差別との関わりの歴史」について一時間弱お話しをさせてもらった。

このたびお話しさせていただくために改めて歴史を調べていると、この教団(そこにはこの私自身も・・・)の、自ら主体性を持って同朋運動に取り組んでこなかったその体質の根深さをまざまざと見せつけられた。
この研修会でも、もうちょっと参加者が多ければいいのにと思うと、正直さらに残念な気持ちになる。
各寺にて報恩講が勤まっている時期で忙しいとは思うが、同朋運動の意味と意義を問うていかなくてはならぬ。


同日夜は当山の旅行委員会。委員さんとともにプランの最終決定をして、いよいよGO!


27日は夜7時半より宮若市の西教寺様にて定例法中会。
28日も夜7時半からまたまた宮若市の西教寺様にて鞍手組仏教壮年会定例会にご門徒さんとともに出席。

西教寺様の境内は数え切れないほどのもみじが紅葉して、燃えるよう。ライトアップされてさらに幻想的な光景でありました。

円覚寺も・・・、とあこがれる。が、すぐに掃除が大変(汗)と心配してしまうのだが。



その後は12月14日~16日にお勤めする報恩講の案内状や寺報の印刷・発送準備に追われ、今日発送できました。


んで、ホームページも久しぶりの更新。

「親鸞聖人報恩講法要」と「円覚寺門信徒一泊研修旅行」のご案内をUPしております。
よろしくお願い申し上げます。
アドレスはコチラ↓クリックしてください。

http://www.engakuji-fukuoka.com/

2009年11月21日 | 日記
次女が水疱瘡にかかった。

赤い水痘がポツポツと現れ、それをかきながらも走り回っている姿を見ると、なんだか切ない。

あと少し時間がたてば、高熱を出すだろう。

小さな身体で、全身のかゆさと発熱による苦しさに耐える姿を、思わず想像してしまう。

私は医師ではないし、こればっかりは症状がおさまるまでいかんともしがたいが、それでも、水疱瘡に苦しむ子どもの姿を、そのまま抱きしめて声をかけていこう。

「親はここにおるぞ」、と。


雲林俳句会

2009年11月18日 | 日記
本日午後1時より11月の雲林俳句会開催。

が、今回も私は出席出来ず。

同時刻、門信徒会の会計さんとともに会計作業があったため、そちらに力を注がなくてはならず
投句して辞す。


投句より

紅葉落つ 掃きても土に しがみつき
柚子の皮 椀にひとひら 浮かせけり
黄落を まき上げ去りし ダンプカー


笑えん

2009年11月16日 | 日記
本日は11月の定例法座、十六日講を午後1時よりお勤め。
冷え込みが厳しくなる中、町外からもお参りがあり、うれしい。
法座終了後もお茶を飲みながら話がはずんだ。



さて、昨日の続きをば・・・。

あの画像のボタンに「中止」とあったが、昨晩そのことが頭から離れず、
「中止」とはどのような意味であろうか、と考えていた。

中止、そしてリセット?

よくよく考えると、笑えない冗談だ。

人生のエラー?

2009年11月15日 | 日記
パソコンで仕事していると、こんなエラーが出ました ↓










っつーか、エラーだらけだよなあ。



ここにもう一個ボタンが欲しいな。


「巻き戻す」



・・・いやいや巻き戻したいのはもちろんなのですが、そうはいきませんので、
ここはひとつ、



「仏法を聞く」

で、どうでしょう。















点と面

2009年11月14日 | 日記
数日前、風呂に入ってシャワーを浴びていると、突然温水から冷水に変わって、ヒャッとして、思わず声を上げてしまった。

(たまたま、当山にはご講師の宿泊用浴室があったので、そちらを使いなんとか風邪引きは回避したのだが。)


その後、ボイラーのスイッチを確認すると、もうウンともスンとも反応しない。
何時もお世話になっているMさんに調べていただき、メーカーに問い合わせていただいたところ、次のような返答をいただいた。

「もうそのボイラーは10年以上前のものであり、部品のストックもありません。なにより当社はボイラー事業から撤退しております。」

「・・・・・。」

結局、Mさんに急遽他のメーカーの製品を調べてもらい、設置をする運びとなった。


アフターサービス・カスタマーサービスと聞いて久しいが、それでも移りゆく中で対応不可能となるケースは様々なところにある。


私たちの愛情などの心もなかなか終始一貫しない。

宮崎幸枝さんが『お浄土があってよかったね』(樹心社)の中でもおっしゃるように、
言うなればところどころ断絶する「点」だろうか。

しかし阿弥陀様の「ひとりも漏らさず救う」とのお慈悲は、どこまでも続く「面」である。


だからこそ、阿弥陀さまが、すえとおりたる慈悲心の真実の親さまとなってくださったことは、無常のいのちの私たちにとってかけがえのない拠り所なのです。

「慈悲に聖道・浄土のかはりめあり。聖道の慈悲といふは、ものをあはれみ、かなしみ、はぐくむなり。しかれども、おもふがごとくたすけとぐること、きはめてありがたし。浄土の慈悲といふは、念仏して、いそぎ仏に成りて、大慈大悲心をもつて、おもふがごとく衆生を利益するをいふべきなり。今生に、いかにいとほし不便とおもふとも、存知のごとくたすけがたければ、この慈悲始終なし。しかれば、念仏申すのみぞ、すゑとほりたる大慈悲心にて候ふべきと云々。」(歎異抄 第四条)





DVDパッケージン グぅ~!

2009年11月13日 | 日記
昨日夕刻、先週に印刷会社に入稿していた鞍手組お待ち受け法要記念DVDのパッケージ印刷が届き、本日DVD制作リーダーの宮若市真光寺の近藤師のもとへ持って行き、近藤師と一緒にDVDケースにパッケージ用紙を挿入。鞍手組内寺院並びに法要関係者配布用の合計100セットを作成。



じゃーん!! これだけ並ぶと壮観です。

組内寺院の皆様と関係各所の皆様には、真光寺様より来週あたりにはお手元に届くそうです。お楽しみに。


さて、帰山後は、一般配布用DVDのケースパッケージならびにDVDディスクの最終デザインチェック。あらためて気になる点を修正。



来週中には入稿したいです。


とはいえ、いくら外装に凝ったとしても、なんといってもDVDの内容の素晴らしさがあってこそ。
DVD制作リーダーの近藤師を筆頭に、委員さん方の願いが今こうして結実しているのだ。

なんまんだぶ

まずはやってみよう。

2009年11月11日 | 日記
今週月曜日に当山の旅行委員会を開催。門信徒一泊研修旅行の企画を練る。
旅行委員さん、いつもお世話になります。

その会議の後、前からあたためてきたキッズサンガの企画をお話しし、実現可能かご意見を聞く。

いつまでも頭の中だけで考えていても前には進まない。まずはやってみよう!!ということになった。

ということで、もう言ってしまったので、やります。
近いうちにご案内します。



昨日は小竹町E照寺さまにて安心論題学習会。
テーマは「機法一体」であった。
今回も午後11時頃まで研鑽に励む。



さて、報恩講シーズン到来。
すでに鞍手組では4ヵ寺報恩講が勤まっている。

お互いにお参りしあい、お聴聞して仏祖のご恩を讃嘆させていただく習慣はありがたい。

帰り道にて

2009年11月08日 | 日記



昨日は、午後1時より組内C泉寺若院様の結婚式にて奏楽、そして午後5時から小倉にて結婚披露宴に出席。

あー、よかねー。神田うのが結婚式を何回もしたくなる気持ちがちょっとだけわかる(?)。



お念仏を縦糸に、お二人の日々の生活を緯糸として人生を彩っていってくださいね。





さて、その結婚披露宴、そんなに呑んではいないのだが、披露宴終了後、緊張感がふっと解けてしまったのか、あんまりよく覚えていないのだが、そのままふらふらとJRに乗って帰ってしまった。

しかし、電車に乗っている間、酔いに任せて寝たかといえばそうでもなく、逆に「ちゃんと鞍手駅で降りなければ、駅を過ぎてしまってはいけん!」と、気が気でならない。

眠気を押さえ、なんとか鞍手駅で降車。続いてタクシーにて自宅まで帰る。
タクシーに乗るとき、「八尋の円覚寺までお願いします」と行き先を告げる。

すると「はい、八尋の円覚寺さんですね。わかりました。」
その言葉を聞いて、わずか15分ほどではあったが、安心したのか、眠ってしまった。

電車は鞍手が終着駅ではない。自分の足で降りなければ、知らないところに行ってしまい、最悪帰れなくなってしまう。

しかし、タクシーは帰るところをちゃんと把握した上で、送り届けてくださった。


間違いなくたどり着ことが約束されているということは、その道中もいろいろあっても安心できるということだ。


阿弥陀様が建立してくださったお浄土、そこに間違いなく生まれさせていただける身となると、日々の生活もまたお念仏の香りにいだかれ、よろこびの歩みとなるのでしょう。