円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

納骨立ち会い

2007年09月18日 | 日記
ご門徒様の納骨に立ち会うために山口県の小月まで同行(実家が山口県だからだそうです)。福岡では納骨堂にお骨を納めることが一般化していると思うのですが、山口ではまだそれぞれのお墓をしっかりと守っていこうという意識が強いと思い、ある意味うらやましい。
墓やお骨にあまりにもとらわれて一番大事な阿弥陀様を忘れてしまっては本末転倒ではありますが、家庭に於いてお墓の管理の引き継ぎがうまくなされずお墓が荒れ果ててしまったり、全てではありませんが納骨堂に預けさえしておけば後は面倒を見てくれるから楽だ、等の考えによって命の尊さを感じる心が失われつつあることは悲しい。
本日は大変暑い一日でしたが、施主のご子息が汗だくになりつつもお骨をお墓の中に納められる姿は大変ほほえましいものでありました。