円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

背相なし

2011年06月29日 | 日記
昨日本当に本当に久しぶりに車を洗った。


先日、ある方から、「一体どこ走ってるんですか?」

とまで言われるほど汚い状態になっていたらしい。



「これではご門徒さんにも失礼だし、さすがに恥ずかしか」ということで、

たまたま昨日の午前中に時間がとれたので、重い腰を上げて洗った。



車は小さくて取り回しがよく、しかも一応7人乗りのミニバン。

燃費も良くて、普段のお参りにも、法座の際のご門徒さんの送迎にも大活躍なのだが、

なにぶん車高が高いので、洗車の際はルーフ(天井)まで手が届かず洗いづらい。



脚立を使ってルーフまで洗ったが、結構時間がかかってしまう。


ある人いわく、「ルーフは横からは見えんけん、普段は洗わんでもよか、よっぽど汚れたら洗うばってんね」。

なるほど、勉強になります・・・?



しかし、ホント見えないところはいいかげんにしてしまうばかりである。



さて、阿弥陀様はそのおはたらきを「仏身円満無背相」ともたとえられる。

まるで球体のように裏もなくどこも正面で、隠すところも常になく、けっして私の前から離れることない。


とてもじゃないが私には無理な行為であるが、阿弥陀さまはそれをよろこんでなさるのだ。



やはりルーフも洗おうか・・・。









スマート?ふぉん

2011年06月27日 | 日記
六月になってすぐのころ、今まで使ってきた携帯電話を買い換えた。

いわゆるスマートフォン(スマホ)ってやつです。



スマホが市場に出始めの頃は、「こんなのまだまだ使えねー」などと鼻先で笑っていたのだが・・・。




あ、あああ、・・・かなり役立ってます。




スケジュール管理・自坊や鞍手組関連などで作った書類の参照など、スマホを含めたクラウド環境の構築によって劇的に便利になった。

仏教関係の資料や聖典・論文データなども保存してその場で読めたり、検索もスムーズ。



定例で出している自坊の研修会等案内状などは、出先にいながら日付や研修内容を書き換えて自坊のPCに転送したり、場合によってはメールに添付して送ったり。


自坊のPCに向かう時間も少し減った、様な気がする。




で、だんだん欲が出て、ついにこの前、スマホで一から書類を作ったらどうなるかを試してみたのだ。

「ああ、これが出来ればウチでの自由な時間が増えるぞ、ワーイ!」



何とか書き終えてスマホの画面を見ながら書類に間違いがないことを確認して、クラウドのサーバー経由で自坊のPCへアップロード完了!



「夢のクラウドコンピューティング生活バンザイ!」

と、勝手によろこびながら、自坊のPCでファイルを開いてみました。




五秒ほどの沈黙のあと・・・


「何じゃこりゃ?改行が意図しないところでされとるし。数字なんて、半角全角バラバラやん、おかしいやん。」



結局訂正箇所が多すぎて、かえって時間をかけてしまった。


人間が「なんでもかんでも出来ます」と言っていることが実は一番中途半端に終わる可能性が高いのかも。




自分のスマホの画面をよく観察してみると、そこにはスマートフォンならぬメタボフォンと書いてあった・・・。




















掲示板

2011年06月21日 | 日記
円覚寺の参道入り口には掲示板が立っている。

数年前にご往生されたご門徒さんがご自身でつくってくださったものだ。



それ以前も同じ場所に掲示板は立っていて祖父が毎月標語を掲示していた。

しかしかなり老朽化してそのうち撤去されてしまい、しばらくは基礎のみが残っていたのだった。



現在の掲示板を立ててくださった方は大変器用な方で、
お寺の境内にも様々な設備を自ら工作して整えてくださった。

そのお方が掲示板を復活されて以来、いっちょやるか!と標語や各種掲示をさせてもらっている。

標語はいろいろな文献を読んだり、法座や研修会等で見たり聞いたりして心に残ったものを中心に書いている。


毎月必ずその標語を読んで、ノートに書き写しているご門徒さんもいる。




で、先日、ご門徒さんから標語に関しての質問を受けた。

「良く意味がわからん」


・・・、


私は説明を始めたが、しばらくたって「なぜこの標語の意味がわかってくれんのだろうか?」

と、自己本位に傾きつつあることに気付かされた。


伝道において、ある程度は浄土真宗の用語を大切に用いるからこそ仏法がありがたく伝わっているのは確かだと思う。

が、「この言い回しをわかりなさい」、と言うのはやっぱ何かちがうよなあ。


それを指摘してくれたご門徒さん、ありがとうございます。




雲林俳句会 6月

2011年06月09日 | 日記

6月8日午後1時より、円覚寺門信徒会館にて、6月の雲林俳句会を行いました。

九州北部でもやっと梅雨入り、梅雨や田植えに関する俳句も多く詠まれておりました。

それでは皆さんの俳句をご紹介。



リズム良く 早苗さしゆく 鉄の爪 井上一子
番蝶(つがいちょう) もつれもつれて 隣より 櫻井達子
植木鉢 喉を鳴らして 梅雨を待つ 栗田武
野苺は ルビーのように 草むらに 栗田愛子
そこかしこ 風と遊ぶや 蝶の舞ひ 許斐浩三
青梅の 枝をくぐりて 客来たる 松野賢珠
童歌 口ずさみつつ 粽食む 松野幸子
産土(うぶすな)の 杜に集まる 梅雨の星 白石実枝
麦秋の 中より鳥の 飛び出せり 山内博子
青嵐 佛間を通り すぎにけり 栗田早苗
傘の下 寄り添う男女 梅雨も良し 松野淳信



来月もヨロシク!

本願寺新報6月1日号をご覧ください!

2011年06月01日 | 日記
浄土真宗本願寺派の新聞、「本願寺新報」6月1日号の7ページの「読者の広場」に、

4月24日に開催した「円覚寺キッズサンガ 花まつりとタケノコ掘り体験」の記事と写真が掲載されました!!

どうぞご覧ください。
お寺でもご覧になれますよ!

あ、参道の掲示板にも貼らなくては!




同じく6月1日号5ページに、京都時代の友人とその仲間の若手僧侶がリリースした音楽CD「アッチカ」の広告が載っております。

購入やお問い合わせは、

「八田保商店」

住所:京都市下京区花屋町通堀川東入る(西本願寺前)
電話:075-371-5291

マデ、よろしくどーぞ。



ps:ゆーよこ、勝手に宣伝したったぞ。