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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

阪元裕吾監督『ベイビーわるきゅーれ』(2021年)

2022-03-28 18:33:42 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

2022/3/28

・殺し屋のちさととまひとが、高校を卒業して表社会の仕事になじもうとしつつも、うまくいかず、ヤクザと殺し合いになってしまう話。

・最初のアクションシーンから激しい。小さなスーパーの店内。狭いなか、小柄な女の子まひろと男たちの戦闘。

・一回では致命傷にならない小さなナイフを武器にすることでかえって動きが派手になっている。

・最初からそうなので、誰が見ても「倫理観は一回横において楽しんでね」ということがわかる。親切。

・銃器と殺人が日常に馴染みすぎている。リアルではないんだろうけど、見ている人が深刻な気持ちになっても困るというバランス感覚なんだと思う。

・まひろ役は伊澤彩織さん。現役スタントウーマンとのことで、パワーは感じさせないものの、要所を抑えた小さく緻密な動きで説得力がある。

・演技なのか配役からの設定なのか(多分両方)、会話がとても苦手そうなところにも説得力がある。

・もっとアクション多いのかと思ったら、結構殺し屋女子二人の奇妙な共同生活に多くの時間を割いている。

・警察より税務署のほうが恐ろしい。

・マンゴーの場所もまともに説明できない先輩は殺されて当然(フィクションなら)。客はダメ。

・最初は二人ともぐうたらしていて、とても社会になじめそうにない様子だったのに、しばらくすると差が出てくる。関係性もぎくしゃくしてくる。

・ユーモアにいちいち絡む極道が乱暴すぎる。堅物キャラなのか、精神不安定な人なのか、よくわからない。

・あそこに給仕にいく姫子先輩に強く共感する接客業経験者はたぶん多い。

・敵役となるひまり。名前がまひろに似ていて見た目がちさとに似ていて紛らわしい。わざとなんだろうか。

・意外と正々堂々と宣戦布告してくるヤクザ。

・「一回だけだよ」までのくだりがかわいい。

・最初に激しいアクションを見せられているので、次はまだかと散々焦らされつつ、クライマックスを迎える。

・戦闘能力が互角か分が悪いくらいで、しかも体格差のある相手にどうやって勝つかという組み立て方がうまい。

・感情や雰囲気でごまかしそうなところを頭を使って勝利をものにしている。

・明らかに続編ありそうな終わり方。また見たい。

(U-NEXT)


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