![]() | ネェネェ馬場さん |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
2012/9/3
プロレス関係の本を読むときには、より自分のリテラシーを試されるような気がする。
要するに、いかに自分がジャイアント馬場を愛していたかということが書かれている。
愛情がありすぎて、SWS移籍組を「金目当てで裏切った」「信頼からもお金からも見放されて、彼らの活躍をその後聞くこともなかった」と、わざわざ天龍の名前をあげて、攻撃している。ハラハラする。
前のミスター・ヒトの本で「馬場はひどい糖尿病だった」という話を読んだあとで、元子夫人が入院中の馬場(当時52歳)に料理やアイスを持ち込んで食べさせていたという話もザワザワする(事実はわからないけど)。
最後のほうに書いてある「それぞれが、自分の持ち場をしっかり守っていれば、どんな荒波が来ても船は進む」という彼女の言葉を、馬場の死後、三沢選手が大部分の選手を引き連れて新団体を立ち上げた事実とあわせて噛み締めたい。