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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

成瀬巳喜男 4/10

2010-06-07 22:28:35 | 成瀬巳喜男
浮雲 [DVD]

東宝ビデオ

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2010/6/7

主演は高峰秀子。
甘ったるい声が印象的。
妻子のある男と関係を持ち、付いたり離れたりを繰り返しながら、屋久島で病死するまでの半生。どこが山場というわけでもなく、淡々と話は進む。
特にどのシーンが見所という感じでもなく、終戦直後の映像が全体的にとてもひきつけられる。風景であったり、衣装であったり、家屋であったり、絵面の凄みがある。BBCのシェイクスピアシリーズを思い出した。
恋人が更に浮気していたり、妊娠して中絶したり、半世紀前の話だけど、不倫モノの基本形が見られ、なんだか落ち着いてしまう。
「みんな僕が悪いんだよ。僕だけが悪いんだよ」だって。フィクション、現実社会問わず不倫中の男女の会話には必ず出てきそう。
「人なんか信用させちゃえばいいのよ」は、作中のうさんくさい宗教家の言葉。
この作品のテーマそのものかもしれない。
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北海道マラソン完走メモ13

2010-06-07 13:02:22 | 北海道マラソン
2010/6/7

北海道神宮参拝コース。

往路5.8km 34:16 5’54”/km
復路5.7km 35:25 6’12”/km

トリムラン一週間前になって慌てて走る。
また間が空いてしまってドタドタ走り。自分の中の「絶対疲れないフォーム」に遠い。
筋トレさぼってるのも影響ありそう。
走る前の憂鬱感を考えると、やっぱり習慣化したほうが走りやすいんだろうな。いちいち再起動すると負荷が強い。
例によって休憩所で判官さまとほうじ茶をいただき、帰る。
復路は暑かったので上ジャージを脱ぐ。今年初Tシャツ走り。ぴったりしたやつを着ていたので、ちょっと恥ずかしい。
お供は『ラジカントロプス2.0ポッドキャスト』。漫画家トリ・ミキさん。映画の吹き替えについて。
あと『東京ポッド許可局』の「しゃくれ出っ歯論」。なんだかフワフワした話に終始。

※ 北海道マラソンまであと83日。
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拉致〈2〉左右の垣根を超える対話集

2010-06-07 00:46:38 | 読書感想文
拉致〈2〉左右の垣根を超える対話集
蓮池 透,鈴木 邦男,森 達也,池田 香代子
かもがわ出版

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2010/6/6

北朝鮮の拉致問題は良く知らないし、語る資格もないけど、なんとなく目に付いたので読んでみる。かつて「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の事務局長や副代表をつとめた蓮池透氏の対談集。
対談相手は池田香代子、鈴木邦夫、森達也。豪華。特に森達也の対談には結構すごい話があって、素人目にもこんなこと書いて大丈夫なのかしらとドキドキしてしまう。
政治的な問題というより、集団維持の難しさについて書かれているところが興味深い。目的と手段を分けて考えないと集団はすぐに迷走してしまう。納得できるところが多い。あと、かつて戦争を後押しした日本の「空気」は、今も確実に残っているんだなあということも、ぼんやりわかる。世間の空気って怖い。
もうひとつ、「右」とか「左」とか「保守」とか「リベラル」とか言われてもまったくわからない。意味が広がりすぎて、言葉として役に立たない。やめちゃえばいいのに。
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