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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

桜庭和志「独創力。―人間桜庭和志から何を学ぶのか」

2010-01-07 19:46:44 | 読書感想文
総合格闘技界のレジェンドが書いた軽めの自己啓発常書…でいいのかな。
自らの経験を少年時代から順番に振り返りつつ、時々子供の教育方針や生き方のヒントのようなことを書いていく。内容は普通。「悩むくらいなら行動を起こすべきだ」という感じ。
桜庭和志といえば、IQレスラーであり、総合格闘技界の最重要人物でもある。だからと言ってなにか特別な言葉を期待しているとがっかりする。
ただ、とても短い時間で桜庭和志の経歴を一気に振り返ることができるので、これから総合格闘技について詳しくなりたいという人にはいいのかも。地味だけど。
桜庭がリング上で見せるような意地悪さがないなあと思っていたら、最後のほうに「独創力とは、人に教わるものではなく、自分なりに考える中で身に付くものだ」という素敵なオチが。「何を学ぶのか」という副題に対しては「自分で考えろ」という答えらしい。
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シェイクスピア 14/37

2010-01-07 00:06:32 | シェイクスピア
2020/1/6

BBC「ヘンリー5世」を見る。
残念な王様シリーズは2作品で終わり。ヘンリー5世は百年戦争を再開してフランス軍を打ち破った。やたらかっこいいぞ。
若い頃はやんちゃだったというエピソードや、身分を隠して兵士の本音を聞きだしたりするあたり、ちょっとした人物という感じ。
逆に劣勢になると弱音を吐いたり、フランス王女にぐだぐだな感じでプロポーズしたりと人間味もある。
そんなに弱音をはくんなら、フランスなんか攻めるなよとも思うので、名君と言えるのかどうかは微妙なところ。
芝居の中の君主として優れている(面白い)という感じ。ついでに兵士たちがコミカルで個性的なのも、それまでの歴史劇にはなかった描き方。
「なんかシェイクスピアうまくなったなー」なんて、やたら上目線で思ってしまった。
好きなせりふ「ねぎを食え! お前はねぎを食うのだ!」。ちょっと気になるでしょ?

※ 帽子ではない。髪型。
コメント (2)
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