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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

FROGMAN監督『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』

2017-04-01 09:41:05 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~(予告編)

2107/4/1

バカボンのパパが、悪の組織と戦いながら、ほんとに西からお日様を上らせようとする話。

FROGMANのフラッシュアニメ。

悪の組織が差し向けた刺客が『フランダースの犬』のネロとパトラッシュ。

世界名作劇場の見た目そのまんま。

バカボンとネロとパトラッシュの夢の競演だけど、権利関係どうなってるんだ。

原作ファンは怒るのかもしれないけど、確かに『フランダースの犬』って、ああいうグレ方しちゃってもおかしくない話だったのでいいと思う。むしろ人間らしい。

パトラッシュがいちいち良いリアクションをしている。

悪の組織は、世界征服ができる高性能コンピューターを完成させるため、世界最大の謎であるバカボンのパパの本名を探るという設定。

最後のほうは雑な感じでまとめているけど腹は立たない。

バカボンが無邪気でかわいい。

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FROGMAN監督『鷹の爪GO~美しきエリエール消臭プラス~』

2017-03-29 02:06:09 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

「鷹の爪GO~美しきエリエール消臭プラス~」ロング予告編ムービー

2017/3/29

フラッシュアニメ「鷹の爪団」の活躍を描いた長編作品。

映画館のマナーを案内するアニメでお馴染みらしいけど、自分は見たことがなかった。

各登場人物は、表情こそ変わるものの、可動域はLEGOより狭い。

この単純な絵で1時間48分も何をやるんだろうと期待しながら見る。

世界征服を企む鷹の爪団の面々が、ロボ生命体の星に招かれ、侵略者と戦う話。

格闘ゲームのHPのように、画面上部に映画の予算ゲージが表示されていること、容赦なくねじ込まれるCM、登場人物のきまぐれでネタバレ。

メタ的なギャグは、低予算作品の定石ではあるものの、面白さの打率が高い。

最後にちょっと感動げな雰囲気になるだけで、あとはほとんどメタギャグで乗り切っている。

見た目は単純でも、この絶妙なバランス感覚は真似できそうにない。

あざといけど、吉田くんはかわいい。

※FROGMAN氏は監督、脚本、キャラクターデザイン、声を兼任。

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マーク・アトキンス監督『ビーチ・シャーク』(2012年)

2017-03-10 00:59:20 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

ビーチ・シャーク(字幕版)予告

2017/3/10

・田舎町のビーチに砂の中を自由に泳ぎまわる鮫が現れて人を襲う話。

・「砂の中を泳ぐ鮫」というワンアイディアをモンスター映画の型に埋め込んで作っている。

0.モブキャラが謎の怪物に襲われる。

1.主要人物の紹介。

2.怪物の正体が判明。

3.軽い犠牲を出しつつ怪物を倒す。

4.しかし、それは怪物の幼体だった。

5.油断したたくさんの人を集まったところで、怪物の成体による大虐殺。

6.大きな犠牲を出しつつ退治に成功。

7.解決したと思った瞬間、巨大な怪物が主要人物の一人を襲う。

・鮫の代わりにトマトでも同じ話が作れそう。

・『アタックザキラートマト』が観たくなった。

・鮫のCGが雑。

・三角の背びれさえ出しておけば鮫であるという作り手側の絶対的な自信。

・「サンドフェス」が意外とこじんまりとしている。

・がんばって人がたくさんいるように撮ろうとしたけど、どうにもならなかった感じ。

・強引にフェスを開催しようとしたジミーが、最終的にとてもいいキャラクターになっていた。

・父への愛情と散り際がよい。

・B級映画の登場人物にしておくのは惜しい。

・反対に問題を解決する側の保安官のキャラクターが薄っぺらい。

・とりあえず作品的に誰か生かしておかなきゃいけないから生き残った感じ。空洞としての主人公。

・保安官のあの自信はなんだったのか。

・大した広さじゃないんだから、網でも敷き詰めておけば少しはマシだったんじゃないのか。

・学者がグラマラスな女性。そこまで、セクシー描写いれないとだめなものなのか。

・あと、いくら好きな女だからって、下半身食われて飛び出した臓器を体の中に押し込めようとするのはやりすぎ。

・特別驚くような展開はないけど、安心して観られるB級モンスター映画だった。

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新堂冬樹監督『劇場版 虫皇帝』(2009年)

2017-02-09 23:49:29 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

 

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2017/2/9

世界各地の昆虫軍と毒蟲軍に分けて、一対一で次から次へと戦わせる中継。

1時間32分で全24試合。

昆虫軍はカブトムシ、クワガタ、カマキリ、タガメなど。

毒虫軍はサソリ、タランチュラ、ムカデ。

演出が入る余地がなく、負けたほうは大体死んでいる。

体液がびゅーって出たり、顔をつぶされたり、首をはねられたりする。グロい。

「ヘラクレス・ヘラクレス」みたいな海外のカブトムシは角が刺さるようになっている。

同じカブトムシでも「国産カブトムシ」とはだいぶ違う。

「スマトラオオヒラタクワガタ」「ダイオウサソリ」が強くてかっこいい。

サソリって、なんであんな全身凶器みたいな進化をしてきてしまったんだろう。

最後のダイオウサソリと国産カブトムシの試合がすさまじい。すごくグロい。

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フランシス・フォード・コッポラ監督『ゴッドファーザー』(1972年)

2017-01-31 15:39:45 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

The Godfather (1972) - Trailer

2017/1/31

アメリカのマフィア、コルレオーネファミリーの代替わりを3時間かけてじっくり描いた話。

案外、最初のドンが親しみやすい。

見た目も話し方も気のいいおじいちゃんという感じで、些事に振り回されていたり、薬の売買は拒否したりする。

一方で、冷静に脅迫用の「小道具」を見つける有能な部下がいたりするところ。

朝、起きたら手が血でベトベトって嫌すぎる。

もともとマフィアだと思って見ているから多少悪いことしてても平気だし、ちょっと仁義通しただけでも善人に見える。

食卓の狭さにファミリーの結束が見える。

中盤以降の人間関係が複雑すぎて飲み込めず。

それでも、跡取りのマイケルは有能でかっこいいし、このジャンル独特の次々と人が死んでいくことによるテンポのよさで、何とか最後まで見ることが出来た。

「シチリア女はショットガンより危ないぞ」とイタリア人に言わせるのは相当だと思う。

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森崎東監督『男はつらいよ フーテンの寅』(1970年)

2017-01-30 21:41:39 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

男はつらいよ フーテンの寅 HDリマスター版(第3作)

2017/1/30

渡世人の寅次郎が、旅館の女将に惚れて番頭役を請け負うが、結局フラれる話。

寅次郎が久々に「とらや」に帰ってくる→大しくじりしてまた旅に出る→本格的に「マドンナ」と仲良くなるが、フラれる…というのが、一応ここまでのテンプレになっている。

あいかわらず寅次郎の調子のよすぎるところは辟易としてしまうが、愛嬌と頼りがい、自分は決しておいしいところを持っていかないところでバランスを取っている。

お見合いの件でのタコ社長もかなりひどい。

助け合ったり、迷惑を掛け合ったりするところが、当時の人間関係として自然なんだろうと思うと、寅次郎のやってることも許せるような気がする。

実際に金を払うことになった、とらやの皆さんはほんと気の毒だけど。

叔父(森川信)の「知らねえよ、俺ぁ~」「バカだねぇ。ほんとバカだねぇ」がだんだんクセになってくる。

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山田洋次監督『続・男はつらいよ』(1969年)

2017-01-29 00:20:22 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

車寅次郎らしさ 第2作 続・男はつらいよ

2017/1/28

渡世人の寅次郎が、学生時代の恩師に再会して娘ともども仲良くなっていく話。

恩師は東野英治郎。

「マドンナ」は彼の娘で佐藤オリエ。

寅次郎が母親と再会するという話の中軸になりそうなところは、ポイントだけ抑えて、あくまでも師弟の友情を描いている。

ただの命令形に愛情が込められる恩師の貫禄。

あいかわらず寅次郎は勝手でどうしようもないけど、前作よりひどい目にあっていたり、葬式を取り仕切ったりと、「愛嬌」や「頼りがい」も見えてくる。

娘は、思わせぶりな態度を取りすぎ。

前作は結婚式、今回は葬式。そして母親との再会。

人生におけるベタに劇的なシーンを真正面から描いている。

渥美清の母親がミヤコ蝶々。似ている。

連れ込み旅館の雰囲気とうなぎのエピソードの唐突さが好み。

「ネバ!ネバ!」

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山田洋次監督『男はつらいよ』(1969年)

2017-01-26 00:15:17 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

男はつらいよ HDリマスター版(第1作) ※予告編かっこいい。

2017/1/25

久々に故郷に帰ってきた露天商の寅次郎が、妹の交際や自身の恋に空回りする話。

この寅次郎が、今の感覚だと信じられないくらい口が悪くてえげつない。

家族だったら絶対イヤ。

結果的にまとまったから良かったものの、妹のさくらはもっと怒っていいと思う。

さくらはほんとに美人。似てない。

名作シリーズの第一作の割には話のバランスが悪い。

終盤の結婚式シーンでいきなり出てきた婿の父親、志水喬が強引に話をまとめていた。

寅次郎はさっきまで陰口たたいていたのに、すぐそれにのっかっているのも調子よすぎる。

余興四人組がかわいい。すいかの名産地。

寅次郎は、身内だといやだけど、物語の登場人物としては面白い典型だと思う。

なにぶん半世紀近く前の作品なので、共感できないところはひとまず置いて、以後シリーズも追ってみたい。

※仮に露天商としたけど、違う気がする。

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モーガン・スパーロック監督『ラッツ』(2016年)

2017-01-25 00:07:42 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

Morgan Spurlocks RATS Trailer (2016) Documentary Movie ※このトレーラー、サービスしすぎ。

2017/1/24

世界各地のネズミ駆除の様子を集めたドキュメンタリー作品。

全体的にホラー映画のような効果音や構図で、恐怖感をガンガン煽っている。味付けが濃い。

映像自体にはそんなに手を入れていないと思うけど、水洗便所からネズミが這い出てくるところは、本気にしていいかどうか迷う。

他にもいろいろショッキングな映像を集めている。

アメリカの街中に積んである黒いゴミ袋を蹴っ飛ばすと中にいた大量のネズミが排水溝へ逃げていくところ、捕まえたネズミを解剖すると寄生虫でいっぱいなところ、駆除剤に耐性のついたネズミを捕食した大型動物がその毒で死んで腐乱しているところ、インドのネズミ寺など。

特にイギリスでのヨークシャーテリアの集団によるネズミ狩りが怖い。

見た目はかわいい小型犬なのに、ネズミを見つけると狂喜して奪い合う。

ベトナムだと、そんなネズミをさばいて食っちゃうんだから、ほんとたくましい。

※関係ないけど、同名のパニック映画(たぶん)を見つけた。

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ジョン・キース・ワッソン、ジェーン・ウェルズ監督『売春 闇の巨大産業』(2013年)

2017-01-24 08:45:27 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

2017/1/24

・アメリカの売春婦とその関係者のインタビューで構成したドキュメンタリー。

・売春というと、売り手と買い手がいるところまでは想像するまでもないけど、その間にいる「ポン引き(pimps)」の存在がとても重要。

・日本語の「ポン引き」とは結構ニュアンスが違う気がする。

・彼らは、まず男女の関係として女性と仲良くなる。金銭的な援助もする。それから金を稼ごうと持ちかける。

・そうなると逃げられない。

・すでに情もあるし経済的な恩もある。

・後ろめたいから家族にも相談しにくい。

・それから暴力的な支配に入る。

・女性は、騙されたことにも気づかず、売春を続ける。

・騙されたことに気づいても、なかなかそれを認めることが出来ない。

・おしりにポン引きの名前のタトゥーを入れている女性も出てきたけど、気の毒としか言いようがない。

・このへんの感覚は前に見た『CHAT チャット ~罠に落ちた美少女~』で見た感じと一致する。

・カルトに似ている。

・DVの構造にも似ている。

・同じようなことは、日本でも多そう。

・ただ、日本だと売春は貧困の問題なのに対して、アメリカでは人身売買の感覚が強い。

・生活のためにやむにやまれず…ではなく、金儲け、成り上がりの手段。

・それは売春婦にとってではなく、ポン引きにとっての話。女性はあくまで売り物。

・人を人と思わない感覚はアメリカのほうが強いかも。

・11歳から売春をやらされた女性も登場する。同年代の子は他にもたくさんいたと言うけど、さすがに日本ではありえないと思う。

・本作は、売春を絶対悪として描いているけど、仮に撲滅できても、生活ができなくなる人が続出するはず。

・大麻みたいに合法化する話も出ていたけど、被害者がいる話なので、そちらも簡単ではない。

・旗幟鮮明なのは、アメリカのドキュメンタリーの特徴っぽい。個人的にはそのほうが考えやすいので好み。

 

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