えみち in East Lansing, Michigan

Michigan State U. 大学院生えみちの怒濤の日々。(読逃&アドレスを第三者に教える事はご遠慮下さいませ)

速読

2006年09月14日 | 大学院授業
授業が始まってすぐの頃、
「読む量が多くて大変だよぅ~
と書きましたが私がどうやって
それを克服しているのか書きたいと思います。

(ちなみに友人達の話を総合すると、
うちの学部は特に読む量が多いみたい。
その代わり他の学部はプレゼンやグループワーク、
宿題が多いようです。
どっちがいいかなぁ。。)

どの授業も学期初めにシラバスが配られ、
いつどんな内容をやるのか、
その為に読んでくるべきテキストの箇所、
もしくは必要な文献が指示されています。
これをReading Assignmentといいます。
(宿題とはまた違います。)
授業はこれを読んでくることが大前提。
その内容に沿ったディスカッションをしたり、
教授が学生に内容に関する質問をしつつ
サマリーを作成したりします。

授業で何も発言せずにじっと座ってるだけなら
読んでいかなくてもほぼ問題ないのですが、
そうするとポイントがもらえないので
やっぱりちゃんと読んでいきます。
それにじっと座ってるだけって
ホントにつまんないし苦痛なのですよ。

Reading Assignmentは授業にもよりますが
大体毎回平均して20~30ページ
10ページだと少ないなという感じ。
前にも書いたように同じ授業が週2回あるので、
20~30ページをほぼ1日で読みます。
20~30ページだと最初から最後まで
辞書をひいたりわからないところは二度読みしたり、
という時間の余裕があるのですが、
この前のInternational Advertisingの60ページには参った。。

そういう時はどうするかというと、
1)全部読むことは諦める
もうハナから無理ですから。。。
いさぎよく諦めることも大事。

2)最初と最後をまず読む
じゃあどこを読むかというと
まずは最初=問題提起の部分と、
最後=結論・要約の部分を読みます。
英語はとても論理的な言語なので、
その構造を押さえれば大枠がわかります。
大枠を押さえて読み始めるのと
そうでないのとでは大違いです。

3)小見出しに注目
最初と最後を読んだら次は
ざーっと全体に目を通して
小見出し(サブタイトル)をチェック。
やっぱりその最初と最後に目を通す。
もしくは重要そうだったり
自分が興味がある部分だったりしたら
その段落は重点的に全体に目を通す。


つまりはステップ2と3でどこを読むかの
優先順位を決めるわけです。
その後は。。。

4)辞書をひかない
わからない単語が出てくると
どうしても辞書をひきたくなるけど
辞書をひいてると時間がかかる上に
そこでリズムがストップしちゃって
能率が上がらなくなるから。
とは言え、その単語が何度も出てくる場合や、
文脈上重要な場合には調べた方がいいです。

5)止まらず読む
わからない所が出てきても
前の文や文頭に戻ったりしない。
2)と同じ理由です、リズムが崩れるから。

実はこの4と5、大学時代によくやってました。
ゼミのテキストが英語だったので。
時間がなくて止むに止まれずにやってたんだけど、
おかげで思いがけず読むのが早くなったのでした。
それを思い出して今またやっている次第。
最初は不安になるんだけど読んでるうちに
不思議とわかってくるようになるし、
著者の文章に慣れると楽になります。

これで何とか読み通すことはできても、
所詮「速読」であって「精読」ではないのと、
母国語ではないのとで定着が悪く、
次の日になると結構忘れてます(苦笑)。
授業中に「何だっけそれ、、」
「どこに書いてあったっけ。。」
と焦ることもしょっちゅうです。
これは次の課題だな。。。

結局のところネイティブの2倍以上の時間がかかるんだよね。。

また今週も週末に読み溜めです。ふぅ。

<おまけ>

ある日、寮の食事に飽き飽きして
外に中華を食べに行きました。
エビ入りチャーハン!
エビがプリプリしてておいしかった~
このお店はイートインもできるけど
デリバリーとテイクアウトが主なので
注文すると紙の箱に入って出てきます。
でもそれがよかったです。
量が多すぎて全部食べ切れなかったから
そのまま箱をたたんで持ち帰れたので。