ほんまどんだけ長いねん

ゴンのお散歩で

最近この道を好んで歩いている。

ひたすらまーーーっすぐな道でね。

この写真撮ったのも、この道の残り３分の１くらいの地点。

ひたすらながーーーーくて

まーーーーーっすぐで

人通りもまばらで。

 

初めてこの道を歩いたとき

あまりの長さに先が見えなくて

人もいなかったから、芝生と木々の緑しか

正面にみえなくて。

「あれ？ちゃんとこの道、どこかに繋がってるのかな？」

「引き返さずに、ちゃんと進めるのかな？」

 

そう思いながらも、歩き続けたら

少し緩やかに左にカーブした道筋だったとさ。

その日からこの道を歩くたびに色んなことを考える。

だってなんだかまるで人生のようではないか。

 どんな場所があるのかわからないのに

進んでいくしかないし、不安やけど

行きたい場所に近づけば近づくほど

なんとなく輪郭がみえてくる

そしたら足を止めずにすむ

自分の道たどり着く風景はわからないけど

ただ歩く、ただこの道を、ただ歩く

はー、人生ってほんとそうよね。

 

 

 

・・・

そんな話を一緒にこの道を歩きながら

桜子にしたら

 

「ママ深っ！哲学か！！　ってか大丈夫？」

 

ちゃうわ。心配されてどうすんねん

共感してほしかってんけどな～。

まだわからんかな笑

 

で、つけ加えといた。

 

「しんどいときは笑ろといたらええねんって、歌詞もあったな」

 

ここ一年ほど考えた結果、

どうやら医者という夢をあきらめた様子の

中学三年生、桜子。

 

 

なんだっていい。

ママはな、君が笑とったらええわ。