笑ってみよっか ~B面~

権田藁エリザベス麻呂子と申しますが

ズバっとサマータイム

2008-08-25 | 日記
~A面より引用~




大阪帰省最後の日、大好きな場所へ。。。


ダンナと私はたまたま同じ大学出身で(在学中は接点ナシ)、
久々に行きたいね~ってことで、
家族4人で、炎天下の中足を運びました。


残念ながらお盆休暇中で、学食やら図書館やら学舎は全て入れず。
あまりの暑さにドロドロになりながらも、
私のお気に入りの場所に向かいました。


そこは高校生の時に行ったオープンキャンパスで
一目ぼれした光景がある場所でした。






さほど広くもない、土埃の舞う小さめのグラウンドだったけど、
いつもどこかのクラブが練習をしていて


スタンドはけっこうな傾斜のすり鉢状だったから
上段だと、その風景全体を丸ごと眺めることができた。


顔をあげなくても、
目線を前に向けるとそこがもう空。

重なりあう木々の稜線と
それを際立たせるかのような空の青さ。


管楽器の音や落研の声が、ほどよく風になびく。


何をするでもない。ただそこに座って話すだけ。
でもそこに座るといつも、
気持ちも時間もゆったり流れる空間を感じられた。


そこに座った時の風景に憧れ、
その学校を目指したといっても過言ではないほど、
大好きな場所だった。

実際入学してからも、
その穏やかな風景の中で、何回涙くんとご一緒しただろう。

青春の何ページもある。

“同じ窓”ばりの花火もしたし、
深夜に学歌まで熱唱したさ。

胸が痛苦しくなる出来事だって。。。



そんな感慨深い風景に会いに
10年ぶりに行くと・・・







グラウンドないしー

まぁ無くなってたのは知ってたんやけどね(笑)
なーんとなく面影はあったから、
セミの抜け殻を集めるわが子たちを横目に、時を遡る私。。。




あたし。
そこで過ごした4年間がえらく濃かったから、
しょっちゅう二十歳の頃に戻りたいとか言ってたん。

でもいつ頃からかな・・・

なんかそう思う事はやっぱりよくないんじゃないか、と思いだして。
そりゃ楽しかったけど、想い出は振り返ってこそじゃないかと。
振り向いたらダメなんじゃないかと。

だから今回行って、
あの時と違う風景を見て、
なんかやっと、ちゃんと踏ん切りついた気がする。

“想い出”を“想い出”と
やっとこさ認識できた気がする。(遅いにも程があるが)






想い出より目の前の出来事に
目を細めていきたい。

そう思いながら、さすが学生街。
350円の超山盛りかき氷を食べて帰りました。

コメント
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