ネコのひたい

暴力ネコと映画、写真、音楽を楽しんでます。

久々の怪獣映画

2006-07-17 13:57:48 | 映画・舞台
昨日、久しぶりに「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」をちょこっと観ました。
ちょこっとです。(笑)
まずまず面白いのですが、この映画の続編というか、厳密にいうと続編じゃないんだろうけど(じゃあ何?(笑))「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」という映画がありまして、私はこちらの方が断然好きです。
ゴジラもガメラも大好きな私ですが、1本だけ好きな怪獣映画をあげろと言われれば、私は文句なくこの作品をあげます。

「サンダ対ガイラ」は、子供の時に映画館で観ました。
子供の頃でも怪獣が特に怖いと思ったことはないのですが、この映画だけは違いました。
人間を食べるという設定のガイラが怖くて怖くて・・・。
自分の部屋の窓を開けると、ガイラがいるんじゃないかと思って、怖くて開けられないほどでした。
ガイラは外見からして怖くて、(サンダもですが)ほぼ人間の形をしてるので、一般的な怪獣よりリアルな恐怖がありました。

大人になってから再びこの映画を観た時、そりゃ子供だったらコワイわなーと納得したものです。
と、同時に怪獣本や特撮本で知ったこの映画の素晴らしさも再認識しました。

たとえばこれは有名ですが、「メーサー殺獣光線車」でガイラを攻撃するシーン。
ガイラに向かって発射された光線がガイラに当たらずに逸れると、後ろの森の木をなぎ倒すのです。
そんなん当たり前や~と今は思っても、CGも無い時代のシーンです。
光線で木がなぎ倒される時に、火薬が爆発するタイミング。
これが40年前に撮ったシーンなのかと、大人になってから驚き、鳥肌が立ちました。

もちろん、ガイラに光線が当たる時も、光線と爆発のタイミングがピッタリとあい、ガイラ役の中島春雄さんの演技と相まって素晴らしいシーンになっています。

演技といえば、この映画でひとつ残念なことが・・・。
博士役のラス・タンブリンのやる気のない演技です。
「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」でのニック・アダムスの熱演とは正反対です。
子供向けの映画だと思ってバカにしてるんだったら、最初から出演するなよって話ですね。
子供だって手を抜かれたら分かるんだぞー。
もっとちゃんと演技が出来る人が出演していたら、もっといい映画になったのに・・・。
それだけが残念です。