道すがら

私の歩む道すがら出合った
“これいいなー”を
アップしてみました

芙蓉の人

2009年09月24日 | Weblog

  [芙蓉の人」  新田次郎の山岳小説です
           きっと美しい人が主人公・・・と想像していました
    
   明治時代 日本の気象予報の精度を高めるために
   私費を投じて富士山測候所を開設。
  単身で観測を続けるはずであった 野中 到。
    一人では必ず死んでしまうと 直感的予測した妻・千代子 
   夫の後を追って 極寒の富士山で観測を続ける夫唱婦随の物語
   病を得て下山するまでの情熱、気概 勇気と忍耐をもった女性の
  人間的な感動物語
   題名は千代子の自筆山岳日記 「芙蓉日記」の名前から付けられ
   この小説の根幹を成す重要な記録
    また 美しい顔立ち、良家の育ち どこにこのような強い信念が潜んでいた
  のでしょう?  
  明治の封建的考えの中 上司の高圧的女性蔑視との戦い
   思慮深い 理路整然とした反論 明治女は強し!!

 買い物に通う道の門家にある 芙蓉の花 
                  
    少し高いところに咲いている
                           撮影は難しい
  
     朝10時ころ               夕方 5時過ぎ
                夕方には 少しほろ酔いしてピンクが濃くなる酔芙蓉
        もう少し時間がたつと 握りこぶしのような形にしぼんでしまいます

 芙蓉の花が咲いていたから読んだ? 読んでいる間中咲いていたのか?
  数日間 本と花のバトル 
  
           感動を得た読後感  読み終えるとまた次なる本探し
             読書の秋です