p.178
二月二十一日(土曜日)午後六時
拷問だった。拘束されていた頸(くび)や、手首――、打ち身の痕を、鷹司はひとつひとつ、まるで癒そうとするかのように、口づけて、胸の突起へ辿り着いた。鷹司の口唇が淡色の乳暈(にゅうりん)を捉え、歯で乳嘴(ちくび)を摘み取られると、桜庭はたまらなくなって、普通に息をつごうとしても、喘ぐことしかできなくなった。胸から突起を摘み出し、摩擦するように愛撫し、揉み潰すようにするだけで、桜庭をどう変えてしまうのか、鷹司には判っている。乳嘴の擦淫(いたぶり)だけで、いつでも悦かせることができるのだ。すでに欲情の象(かたち)を整えてしまった桜庭は、叫ばずにはいられなかった。
p.184
蓮華色(ロータスピンク)の肛襞(ひだ)に窄められた繊細な環は、その熟れ具合とは裏腹に、可憐な魅力を漂わせている。
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