イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

配達人は災いをばら撒く-郵政が6年も見落とした職務怠慢

2007年11月14日 16時54分54秒 | Weblog

郵便物千通、6年隠す 面倒と、民営後初の解雇(共同通信) - goo ニュース

 これだから配達人が郵便物をあれもこれも全て抱え込んで動き回るなんて危険な行為はやめて欲しいと郵便局に抗議したことさえあるのに、無視した奴にバカヤローと言ってやりたい!この6年間も隠匿したタワケの分まで罵詈雑言を叩きつけてやりたい!!


黒龍王(9) 真に羅剛のためだけに生きるなら…

2007年11月14日 03時06分58秒 | 小説

 わたくしは、たった今、虹霓教を捨てます。そして、この大神殿を出てゆきます!望んでくださる方々がおられるならば誠心誠意努めようと一度は決意致しました《虹霓教聖虹使》の御役目ですが今日を限りに返上致します!!わたくしは10年前に羅剛様の父君であらせられる先王陛下をお守りしようとして亡くなった父のように現国王陛下を…羅剛様をお守りする騎士となりたいなどと分不相応な夢を見ておりました。…なれど、軍に入隊を許され初陣を迎えたその日に突如として羅剛様が神殿行きをお命じになられたのは、わたくしをお厭いになり厄介払いしたのだとお恨み申し上げてしまったのはわたくしの愚かさ以外のなにものでもございません。あの時、神殿に行けと仰ったのは、ひとえにわたくしを守らんがため。当時、わたくしは存じませなんだが、邪な輩の毒牙からわたくしを守ろうと必死の羅剛様は思い悩んだ末に、まさか父君のように想うておられる永均様に欺かれようとは思いも寄らず、勧められるままにわたくしを大神殿にお預けになっただけ…左様でございましょう?最長老様、並びに長老様方。違いまするか?羅剛様には御世継ぎを産める正真正銘の女性を正妃に娶っていただこうと望む重臣方は羅剛様が想うてくださっても同性ゆえにわたくしが邪魔、そして、わたくしを《聖虹使》に据えようとお考えの皆様方はわたくしをお離しになられぬ羅剛様が邪魔、お互いに欲するモノと邪魔なモノとが合致し結託したも同然ゆえ、身に覚えがおありでございましょう。どちら様もわたくしが大神殿にあがり正式に《聖虹使》となるのは数年先でも謁見を行い民の心にわたくしを《聖虹使》として植えつけ既成事実を作って定着するに足る時間が経てば、こちらのものとお考えになられた。いかな羅剛様とて諦めて重臣方の勧める婚姻を受け入れるだろうと羅剛様の想いの深さを強さを侮り、どのような経緯で玉座に御即位されたとはいえ、責務の一つである侈才邏に最も有益な婚姻を受け入れざるをえまいと嘲笑っておられた!だからこそ、何の躊躇もなく羅剛様の御心(みこころ)を土足で踏み躙ることが出来たのでございましょう?なれど、他者の痛みを己が痛みとして感ずることこそが“虹の教え”というのは偽りでございましたか?それとも真実であると仰るならば…なにゆえ、わたくしを返して欲しいと仰った羅剛様を無視なさいました!なにゆえ、わたくしを返してくれれば地べたに這いつくばろう、王位を捨ててもかまわぬとまで懇願なされた羅剛様の血を吐くような叫びを無視することがお出来になられたのです!!重臣方に…皆様方に欺かれ、嘆き苦しむ羅剛様の痛みを思い遣れませなんだのか?それとも、たかが虹の髪と瞳というだけで天帝《虹霓神》がお遣わしになられた《虹の御子》だと騒ぎ立てる皆様方にいつまで経ってもわたくしをお離しにならなかった羅剛様に対する意趣返しでございますか?元々、わたくしは神官にはなりたくはございませんでした。羅剛様のいらっしゃらない場所は何処であろうともわたくしにとっては寒々とした牢獄に等しく、王宮から遠く離れた侈才邏の端にある大神殿になど来たくもございませんでした…ずっと、羅剛様の御傍(おそば)にありたかった!いつも還りたいと願い続けて参りました!!弓の腕は国一番とお褒め頂けたのを有頂天になり、驕っておりました!我が身ひとつ守れぬ不甲斐ない己を知らずに!!あの御方は…羅剛様は、ただただ、わたくしを慈しんで下されましたものを、なにゆえ、心得違いの恨み言を抱いて4年の時を無駄に過ごしてしまったのか悔やまれてなりませぬ。わたくしを恋い焦がれていると嘘偽りなき想いを羅剛様は仰って下さった、誰よりも深いお情けを賜わりましたのに、それでも、わたくしは逃げてしまいました。国王である前にわたくしを想うて下さる一人の人間としての羅剛様の御心を傷つけ絶望の淵に追いやるだけだと気づけぬままに、いいえ、わたくしは自分が傷つくことを怖れて逃げるばかりで羅剛様のことを考えようとも致しませんでした。愚かでございました!今こそ、王宮に…羅剛様の許に還らせて頂きまする。どうして羅剛様の御心を土足で踏み躙った方々の間に立ち混じったままでおれましょうや!王命でわたくしを神官にという預ける名目を利用して皆様方が羅剛様とわたくしを引き裂いたことは忘れますゆえ、皆様方もわたくしのことは忘れてくださいませ!詣でる方々を見捨てるようで心苦しゅうございますが、《侈才邏王妃》も《聖虹使》も責任は重く片手間にどちらも務めるのは至難の業、いえ、不可能でございましょう!!わたくしは誰よりも何よりも羅剛様が大切なのでございます。これからは羅剛様のことだけを想い、羅剛様のためだけに生きて参ります!2度と羅剛様の御傍を離れたりは致しませぬ。