我が家の「小太郎」です。以前に、白泉社の漫画家・神谷悠氏の《~迷宮》と名付けられたシリーズ自体が大嫌いで、中途半端な優しさとユキと12年の昼と夜を過ごした妻、そして舅を捨てた最低な西条小太郎と同じ名前なので変更したことがあるのですが、どうしても《炎の蜃気楼》シリーズで主人公・仰木高耶(原名★上杉三郎景虎)に魅了されて憑坐(よりまし)を失っても黒豹に憑依し、牙と爪と念波弾を駆使し高耶の危機には海さえも泳いで駆けつける愛と忠義の豹となって活躍した風魔忍軍の統領・風魔小太郎(ふうまのこたろう)の名を付けたくて、ClassicPetの“こねずみ”に「小太郎」と名付けました。
因みに、『炎の蜃気楼王国(19) 火輪の王国 烈濤編』の「第三十五章 歪んだ地図のうえで」~ファイナル・ステージまで続いたロデムの小太郎ですが、初めて黒豹に憑依して高耶と共にいた頃の『火輪の~』では事件を察知した高耶が学生として高校に潜入し、その高校は学ランだったので学ランを纏う高耶と黒豹の小太郎の寄り添う姿は『バビル二世』みたい、とファンの間でも話題になり第2部からイラストを担当した漫画家の浜田翔子氏もFAXで“バビル二世&ロデム”バージョンの高耶たちを描いたイラストを桑原に送ったそうです。
更には、『火輪の王国』は前・中・後編の予定だったのですが、後編で終われずに完結巻も分裂したという《炎の蜃気楼》シリーズで前代未聞の大長編でした。しかも、一応、終わったという意味でです。何故かと言うと、缶詰未消化状態という詰め込みすぎて消化し切れていない、尻切れトンボで書き逃げしたモノなのです。