栄冠ゼミ (著)、220円(税込) 私立校・中高一貫校生の春休みの勉強の仕方』を紹介
普段の時でも、今日は何をする、どうするということを、
なかなか決められない方も多いと思いますが、
進路が、進級・進学が決まった春休み、
学生の皆さん、特に、私立校・中高一貫校生は、
“間違っても”『勉強しよう』などとは、
思わないことでしょう。
大量多量の宿題が出されてウンザリしている方も
いるかもしれませんが、この春休みに、少なくとも
親御さんは、『勉強しろ』などとは言わないと思います。
それも、進級・進学を出来た、頑張った方に対して、
言おうものなら、今だと教育虐待と言われかねないでしょう。
ですから、進級・進学出来た私立校・中高一貫校生にとって、
この春休みは、本当に、この世の春で、自分勝手に、
好き勝手に出来る最高の時間・期間と言えます。
この時ほど、『受験無く、高校・大学に進学できる』
ということに、気を楽に出来る時はないでしょう。
普通であれば、二年生のこの時期から、嫌でも、
『受験』の存在感を感じながら、葛藤したり、
悩んだりし始めることになりますが、
『受験無く、高校・大学に進学できる』
さらには、『記録』された『結果』に
縛られない状態の私立校・中高一貫校生にとっては、
本当に自由に、好きに、楽に、過ごせる春休みだと
言えます。
だからこその落とし穴ではありませんが、
出されていた宿題をうっかり忘れてしまう、
あるいは、勉強のことなど知ったことではないと、
基礎学力はもちろんのこと、演習や勉強習慣も
おろそかにしてしまい、二か月後から始まる、
成績・点取りゲームの初戦（一学期中間テスト）で、
失敗してしまうことがあります。
特に気を付けて頂きたいのが、中学三年生、
もうすでに、三カ月近くも、勉強から
離れてしまった方もいるかもしれませんが、
さらに、来月末、再来月の上旬のＧＷまで、
その状態が続くと、高校一年次一学期から、
地獄がスタートすることになります。
高校生の諸先輩の多くの方は、
もうわかっている、わかったと思いますが、
一年次一学期“以上に”、点数・成績が
取れていた、取れることを、“後々に”
『なってみて』『なればなるほど』、
感じられたことでしょう。
逆に言えば、“その”一年次一学期で、
成績・点数を取るためには、どうすれば良かった、
どうしておけば良かったか、思い返せば、
この『春休み』“から”やっておけばと
思われたことでしょう。
それでも、『そこまで』進級・進学に問題もなく、
まぁまぁ、ソコソコ、それなりに、ソツなく、
進級・進学出来そう、していけそうと、
大半の方は、考えられると思います。
別に悲観的に物事を考えましょう
というわけではありませんので、
そうした楽観的な考えで、
『進級・進学』に問題無いのであれば、
そこまで思い悩む必要はありません。
しかし、進級・進学“出来てしまった”
“させてもらった”方は、こうした時期に、
対応・対策を進めておかないと、
準備・用意しておかないと、
どんどん『間に合わなく』なっていきますので、
気を付けて下さい。
うるさいくらい書いておりますが、
記録される結果で合否が決まる、
私立校・中高一貫校の進級・進学は、
残り『時間』と『機会』が少なくなればなるほど、
かなり厳しい状況・状態に追い込まれることになります。
そうなると、『受験勉強』並みに、
勉強に身を捧げないと、“たかだか”
学校の定期テスト“ごとき”でも、
点数が取れず、高得点、好成績を
取ることは出来なくなります。
今年度、一発逆転のごとく、ギリギリで、
先生の温情も含めて、何とかなった“から”、
来年度も、これからも、何とかなるでしょうで、
学年を上がると、“より”厳しい状況・状態に、
さらには、『環境』に、追い込まれることになります。
環境と書いたのは、学年が上がれば、
部活動や委員会などではレギュラーになったり、
役員になったり、そして、『進学がほぼ確定となった』
“多くの”友人知人は、青春を謳歌するように、
ふざけ合って、遊びあって、面白楽しく、
学校生活を過ごしている、“そんな”環境下で、
自分は、自分だけが、進級・進学の危機にあり、
勉強しなきゃと思っていても、周りは、その環境は、
それを許さないかのような状態に取り囲まれます。
よほど自分を自制し、自律出来る方でも、
この環境、状況下での、『勉強』することは、
かなりの覚悟と決意、さらには、より高みの目標を
持ち合わせていないと、難しいでしょう。
今年度、今回のように、ギリギリでも、温情でもいいから、
進級・進学したい“程度”の志では、９カ月後、あるいは、
２１カ月後の１２月まで、もたないと思います。
その間にある、２回、５回の学期＝成績、
４回、９回の定期テストで、『結果』を
出さなければならないことも含めると、
“もう”そろそろ、目を覚まし、次の、
『一学期』で、『一学期中間・期末テスト』で、
それなりの『結果』を出すことはもちろん、
ソレ以上の『結果』を出して、貯金・余裕を
作っておかないと、進級・進学はかなり厳しい
となります。
何よりも、『やればできる』『やる時はやる』
『自分は、いつでも、いつからでも、変わることが出来る』
といったことを、『体現』出来ることを、
出来る限り、早い段階で、実践し、
“その”『結果』を出すことを『経験』しておかないと、
本当に追い込まれた時に、“ソレ”が出来ずに、
困ることになります。
テスト前によく書いておりますが、
残り『時間』が無くなればなくなるほど、
『根性論』『精神論』になってしまうことに
なります。
“そう”ならないように、事前事前の対応を、
学んでおくことをオススメします。
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