intoxicated life

『戦うやだもん』がお送りする、画日記とエッセイの広場。最近はライブレビュー中心です。

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2009-06-09 | ライフサイクル
次の世代を担うニューヒーロー誕生。




世代論は基本的に嫌いである。なぜなら、その定義がいいかげんだからだ。とりあえず確認のためココから拝借すると、


・団塊の世代(1946~49年)
・団塊ジュニア(1971~74年)
・ポスト団塊ジュニア(1975年~)


以上の三つは広く共有されていると考える。加えて「ハナコ世代」「ばなな世代」、昨今では「ゆとり世代」などが挙げられよう。Hanakoも吉本ばななも読まない/知らない人間までがその世代にくくられてしまう…まあ、これだけでもかなりいいかげんだ。


しかし、もっとタチが悪いのは団塊ジュニア。うちの父親は1949年生まれの団塊世代だが、ジュニア(私)が生まれたのは35歳のとき(=1Q84)である。あれっ、ぼく、団塊ジュニアじゃないの…?


「団塊」は人口統計的な、「ゆとり」は教育政策的な根拠に(一応)もとづいて名付けられているが、大半の世代名はいいかげんに過ぎる。また「ゆとり」には蔑称としての用法もあり、こうした世代論は、右翼とか左翼のようなイデオロギーに根ざしたレッテル張り以上に悪質だ(思想・信条は選べても、生まれ年は選べない)。こういうネーミングにはマスメディアが少なからず絡んでくる。一介のブロガーとしても、こういう危険性には自覚的でいたいものだ。


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