intoxicated life

『戦うやだもん』がお送りする、画日記とエッセイの広場。最近はライブレビュー中心です。

the confidencial

2007-07-31 | ライフサイクル
宮内庁前にきています。


※付記

事前予約による皇居参観だったわけだが、参加者は日本人と外国人観光客とが半々だった。なお後者は、専用の音声ガイドを携帯してコースを回る。

途中、江戸以来残る富士見櫓(やぐら)や、正月の一般参賀のときに天皇以下皇族たちが手を振る長和殿の前にくると、警備服姿の案内人が「いんぐりっしゅなんばー、さーてぃーんあんどふぉーてぃーん」との声をかける。そのカタカナ語を聞いた英国人家族――マンチェスターユナイテッドのシャツを着た米国人はそう多くないだろう――は、指示に従ってそそくさと機械をいじっていた。

さすがは君主のお膝元、「国際英語」のあり方を体現しているな。

Glockenspiel

2007-07-21 | music
ドイツ語の“spiel”[英:play]っていう響き、やっぱいいわあ。
「名は体をあらわす」的な、ときめくようなサウンドもしかり。


そんなわけ(どんな?)で、三行レビューでダラダラとした気分をはねのけよう。


●最近買ったCD 聴いたCD

カーネーション/SUPER ZOO!
矢部浩志(Dr)さんの、退屈しないシンプルなグルーヴに思わず膝を打つ。
M4あたり、歌心の増したceroの音楽にもなじみそう、と思った(モナレコードで)。
ちなみに矢部さん、今春に行われたムーンライダーズのツアーにも同行してます。

Fear of Pop/Volume Ⅰ
ベン・フォールズのソロプロジェクトとして、バンド時代に出した一枚。
あいにく、「やりたことやってるなー」というくらいの感想しか持てない。
なお、同時期に買った“SONGS FOR GOLDFISH”(ソロ名義)は◎だった。

栗コーダーカルテット/笛社会
新聞の書評コーナーで取り上げられるほどの人気ぶり。
同じく紹介されていたくるりの新譜もかすむほどの快作です。
あずまんが直系・適度に変拍子のきいたM3をはじめ、曲タイトルも秀逸。

YO LA TENGO/Summer Sun
来日記念!友人宅で流し聴きのままだったので借りてみた。
じめじめとしとしととむしむしのすきまを縫うような爽やかさ。
これ聴きながら夜の下り坂を自転車で走ると、痛みを感じずに死ねそうだな。

Various Artist/BSPGP
名古屋(だったっけな?)のインディーズレーベルのコンピ盤。
どこかのライブ会場でpasteboradの曲(M1)を耳にしたのがきっかけで、
シューゲイザーの音がなぜかノスタルジック。ルミナスオレンジの新譜も楽しみだ。


キリがいいところで。



※「哀しみのニットキャップマン」参照しました。


チャットモンチー 日比谷野外音楽堂七夕ライブ~天まで響け!!~

2007-07-07 | music
1.女子たちに明日はない
2.ハナノユメ
3.手の中の残り日
4.さよならGood bye
5.ウィークエンドのまぼろし
6.ツマサキ
~MC~
7.バスロマンス
8.プラズマ
9.終わりなきBGM
10.恋愛スピリッツ
~MC~
11.どなる、でんわ、どしゃぶり
12.とび魚のバタフライ
13.一等星になれなかった君へ
14.惚たる蛍
15.世界が終わる夜に
~MC~
16.恋の煙
17.湯気
18.シャングリラ

ENC.
19.風
20.東京ハチミツオーケストラ


M3からM6で、「聴かずして今日は飲めんぜよ」という曲はほぼ出尽くした。特にM3。披露してくれるとは思っていなかったし、序盤も序盤で意表をつかれた。またM4からM5の流れは、ZAZENBOYSの"MABOROSHI IN MY BLOOD"→"IKASAMA LOVE"に匹敵する。その他、M10のマイクなしアカペラ(照明◎、後光さした!)、野音で聴くM20もシビれるものがあった。


演奏および観客動員は安定し、曲数も増えてくるとなると、ファン以外の人にとってそのバンドサウンドは「全部一緒じゃん」と感じられてしまいがちだ。いうなれば、初期チャットモンチーは過渡期を迎えつつある。今後、音楽性の幅をいかに広げていくのかに、このバンドの命運はかかっている。