intoxicated life

『戦うやだもん』がお送りする、画日記とエッセイの広場。最近はライブレビュー中心です。

イポポポパンパ(ミラクルパンダ)!

2008-03-29 | ライフサイクル
with』5月号の柴咲コウは殺人的にかわいいな。中吊り広告でお目にかかるたび、オラちょっとゾクっとすっぞ。友人にそのことを話したら「最近カドとれてきたもんねー」といっていたが、確かにそうなのかもしれない、という芸能ウォッチャー的気分にすらさせてくれる。それくらいかわいいな。まあ宝生舞には劣るが(今何してんだろ?)。


芸能つながりでもうひとつ。『金八』最終回、やっぱり時間拡大しなかったなあ。スキャンダルに巻き込まれた金八を救おうと3B生徒達が体育館に立てこもるくだりとか、恒例の一文字人間診断(仮称)とか、せっかくの感動シーンなのにぜんぜん尺とれてないの。実際そんなに感動した覚えもないんだけど。もっとも全編通して先輩(3B歴代の卒業生)がまったく出てこないあたり、「制作費削減か、今回はダメっぽいなー」という予感はしていた。視聴率も常に一ケタ台だったし。


原因は明らかに子役のコマ不足にあるが、その中でも千尋という「友達は諭吉さん(お金)」と公言してはばからない少女は光っていた。無論、画面上の立ち回りを褒めたいのではない(テレビの連ドラで、演技のうまい・へたなど論じるほうがアホだろう)。「カネと友情とは等価ではない」旨の説教を受けた後でも、担任・武田鉄矢との交換ノートに「でも先生、やっぱりわたし、お金が好き!」と堂々と書いた姿勢、およびそれを義務付けた脚本上のキャラ設定こそを褒めたいのである。


卒業式では結局改心してしまった(「お金よりも大事なものがあることを気付かせてくれました!」と涙を流す)が、なんというか、ああいう「伝わらない感」を教育系のドラマでもっと表現すればいいのになあ。まあ無理か。すっきりはっきりわからんと苦情とか来ちゃうんだろうな。ドラマ見てるときぐらい悩みたくないもんな。ぷーん。


あ、そろそろ引っ越します。


MUSIC:真夏のマリア/安全地帯


水をかぶるとしわしわになっちゃうふざけた体質

2008-03-12 | ライフサイクル
写真:お湯を飲み干すPちゃん(良牙)


高橋尚子、最期までしゃぶり尽くしたなあマスメディア。女子マラソンの代表三人は決まったけど、あの三人(野口、土佐、中村)じゃあどうやってもカメラ映えしないんだろうな。といっても、高橋が美人かと問われれば、そこまでな感じだと思うが。その点、W杯4連勝で今季優勝を決めた上村愛子の方がカネになるはず。我ながら、つまらん観戦の仕方だ。


高橋留美子再ブームで、「らんま1/2」にドんハマっている。ニコニコ動画でアニメを見て、ブックオフでマンガを集め、ついに今日は渋谷のツタヤでサントラを借りてきた。これぞ、現代的生活。でもいいものはいいんだもん。「走る恋は池の鯉」「胸の鯛は抱かれタイ」(『じゃじゃ馬にさせないで』)、森雪之丞の詩はやはり秀逸だ。『格闘かるた』でもニヤニヤしっぱなしである。


あと、安全地帯のギター弾き語り本をオークションで落札。安全地帯については後日詳しく。



MUSIC:Return to Forever/安全地帯

ルポ:お部屋探しは手前でやれい!

2008-03-04 | traveling
4月からの単身生活に備えて、不動産屋まわりをやってきた。腐ってもわたくし、不動産会社(売買だけど)の元従業員。そこで、今回の現地調査で「つかんだ」ことをいくつか。これから一人暮らしという方の参考になれば。


①大手はぬるい

ためしに入った駅前のアパマンショップ。登録物件数の多さはたしかに強みだが、店員がまじめな顔で「それでは、(パソコン上の)上戸彩さんのご説明をお聞きください」と告げて一時退席するのには、怒りを通り越してあっぱれシール(©TBS)を貼りたくなった。

現地案内も高性能カーナビ頼み&「アーきれいですねえ」「これは住みたくなりますねえ」の印象論のみ。案内人の男性社員によると、宅建資格はおろか土地勘すら持たない正社員がゴロゴロおり、難しい質問は「宅建持ち」のパートタイマーまかせなのだそう。就職活動におけるコミュニケーション能力評価偏重、その弊害の好例と考える。


②「ネット」のよしあし

ネットで物件探し、というのが今の主流だろう。好みの条件に合わせて検索できるし、物件情報を事前に下調べすることもできる。一方、インターネット中心の事業展開を行う業者(およびその管理物件)自体はあまり信用できない。

ネット事業というのはローコスト、つまり人件費などの経費を抑えながら情報を広範に伝えることができる、これが最大の売りだ。しかし、結果的にそれは、清掃や修繕など物件内外の管理面にマイナスの影響を及ぼす。実際にある地元業者の案内で内覧した部屋は、すべてカビくさく、収納の仕切りもすべてベニヤ板に近いものだった。

ちなみにその会社のオフィスは、ホテルのフロント脇の事務室を間借りしており、外には看板すらない。室内にはパソコンが二台と、吸殻のたまった灰皿がひとつあるだけ。前述のアパマンも、システム上の数値(建物の階数、部屋番号など)はかなりデタラメ。また敷金・礼金なしで人気のレオパレスも、契約時に「サービス料」だかなんだかいう名称で家賃一か月分を請求したり、ベッド・テレビ・電子レンジなど家具付きタイプの部屋の場合、どんな微細なキズでもそのひとつひとつに対して修理費を求めたりするらしい。結果として借り手とのトラブルが多発し、業界内で問題になっているのも、うなづける。


                        @


最終的には、地元密着・創業20年の中堅業者にお願いすることにした。「アパマンさんと同じ車(トヨタ製ラウム)で、カーナビもないですけどお許しくださいねー」という皮肉からもわかるとおり、たまたま担当の方が話のわかる人で、大手やネット企業に対するこうしたグチを理解してくれたというのもあるが、地理にはやはり明るいし物件を見るポイント(室内だけでなく共用部分についても細かく説明してくれる)も的を得ている。こちらにあり合わせの知識がたまたまあったことも幸いして、「客付け」しか考えない大手社員の口からは出そうもない専門的な話題にも触れることができた。


これぞ、満足度ナンバーワンならぬオンリーワンのお部屋探し。結局、自分がどういう部屋に住みたいのか、というイメージをなるべく明確に描き、その上で規模の異なる複数の業者から話を聞く、というのがセオリーだといえる。あと必要なのは、毒ギョーザの原産地までいかずとも、牛乳の消費期限チェックを癖付けるのと同程度の心構え、別名「お部屋リテラシー」であるといえよう。


写真は当地、雪に埋まった神社の狛犬。


MUSIC:ノーコメント/安全地帯