intoxicated life

『戦うやだもん』がお送りする、画日記とエッセイの広場。最近はライブレビュー中心です。

内ドーダ的明細(リンク付はお薦め)

2009-04-27 | ライフサイクル
●文庫
M・J・アドラー、C・V・ドーレン『本を読む本』講談社学術文庫、¥945
元木昌彦『新版 編集者の学校』講談社+α文庫、¥780

●新書
森巣博『越境者的ニッポン』講談社現代新書、¥756
向谷実『鉄道の音』アスキー新書、¥830
芹沢一也『暴走するセキュリティ』洋泉社y新書、¥777
堤未果、湯浅誠『正社員が没落する』角川oneテーマ21、¥760

●雑誌
『小説宝石』2009年4月号(特集:官能小説)光文社、¥780
『考える人』2009年春号(特集:ピアノの時間)新潮社、¥1400
アイデア』2009年5月特大号(特集:漫画・アニメ・ライトノベル文化のデザイン〈前編〉)誠文堂新光社、¥3333

●単行本
ネット語研究委員会『頻出ネット語手帳』晋遊舎、¥609
森まゆみ『女三人のシベリア鉄道』集英社、¥1890
青弓社編集部編『宝塚という装置』青弓社、¥2100
許光俊、鈴木淳史、梅田浩一編『クラシック反入門』青弓社、¥1680
宮入恭平『ライブハウス文化論』青弓社ライブラリー、¥1680
立木鷹志『接吻の博物誌』青弓社、¥2100
右田裕規『天皇制と進化論』青弓社、¥3150
江森丈晃編『音楽とことば あの人はどうやって歌詞をかいているのか』ブルース・インターアクションズ、¥2500
田中保朗『東洋医学 考根論』長崎文献社、¥1260


計:?????円



以上、3/25~4/24に購入した新刊図書リスト也。古書は省いてこの数…。




掃溜めごもり

2009-04-26 | opinion
http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20090423/1240454431
<今後も、現実の諸問題を解決するために政治的思考は必要でしょう。そしてそこでは真剣で公共的な議論が交わされるでしょう。しかし、これからの世界で現れてくるのは、あるイシューについてはすぐれて公共的議論を展開しているまさに同じひとが、別のイシューに関してはただの消費者、「動物」でしかないという状況です。近代が理想とした総合的な知識人は、おそらく存在できないのです。>


話し手と聞き手がここまで紳士的なインタビューも珍しく、文章も平易なので紹介します。さて最後、近代が理想とした総合的な知識人は、いわゆる「教養人」像とどれだけ重なるのでしょうか。無学生のわたくしには、故・加藤周一、存命では鶴見俊輔ぐらいしか適当な人物が思いつかないのですが、平成を生きる総合的な知識人≒教養人っているんでしょうか。とりあえず、そういう人(を目指そうという人)がどれだけいるかどうかが、その社会の豊かさ?柔軟性?を測るバロメーターになる気はします。


追記(宣伝):
http://www.nhk-book.co.jp/books/nhk_books/shisou/report2.html
先生、ついにあずまんと鼎談…!


はなれて みる

2009-04-21 | ライフサイクル
まむし坂という坂がある。西武多摩川線の白糸台(旧北多摩)から次駅の競艇場前にかけて、立川から調布まで連なる段丘崖に沿って伸びる細い下り坂だ。坂の下には小さな田畑が今も広がっていて、排水溝でカブトガニ(!)のような生物*を捕まえたことは幼心にも覚えている。畑の向かいにはぼくの通っていた幼稚園があるのだが、往時にはこのあたりも田んぼだったに違いない。


「まむしにおびえながら、野良仕事をしなければならなかった村人の知恵が生んだ危険防止のための呼び名かもしれません」。坂の頂上の説明書きにはそうある。もっとも、多摩の人間が「まむし坂」と聞けば、ふつう思い出されるのは「サッカー」なのだ。坂を下り、多摩川の方向へしばらくいくと中央自動車道が見える。「まむし坂少年サッカークラブ」とは、その高架線の真横に建つ小柳小学校のサッカーチームの名称である。薄黄色のユニフォーム集団による攻撃的なプレイスタイルは、まむしの名に恥じぬものだったと、かつてのサッカー少年は記憶している。


少年の記憶をたどるとき、正確にはノスタルジーに駆られて「たどりたい」と思うとき、ぼくはこのあたりをサイクリングする。まむし坂にいたる手前の道にはぼくの通っていた小学校があり、幼稚園から約200m先には母校の中学校もある。嬉々とした、ときに苦々しい思い出が蘇ってくる。そのままペダルをこいでいけば、草むらでボールを蹴り合う親子や、互いのペットを遊ばせる見ず知らずの主婦や、下校中の高校生カップルが手をつなぐ河原にたどり着く。サイクリングロードを走るママチャリを、大きな夕陽が迎え入れてくれる。


橋を渡り、対岸から多摩川をながめてみる。タコ揚げを楽しむ若い夫婦。奥さんは左肩から布をかけ、赤ちゃんをホールドしながら全力疾走。「しっかりしろ、元野球部!」とハッパをかけられた旦那は、はしゃぐ妻の様子を一眼に収める。すると、突然後ろから、別の子供がゴロゴロゴロと体を回転させながら近づいてきた。彼はそのまま土手の下へ落ちていったが、こうも無邪気に遊べるのか、と思うとなんだかうらやましい。先の夫婦はまだまだ疲れを知らないふう。そんな光景が、ここにはいつもあるのだ。


そんな、天気のよい日曜日。



*たぶんエイ科の何かだと思う。



車返

2009-04-11 | ライフサイクル
cero/武蔵野クルーズエキゾチカ


明大前で乗り込んできた三人組の女子高生から聞こえてくる、「天気いいねー」というほのぼのとした会話。やはり武蔵野の休日はいい。

Zazen Boys - Weekend at Pianos NYC