intoxicated life

『戦うやだもん』がお送りする、画日記とエッセイの広場。最近はライブレビュー中心です。

China and Australia's close ties

2008-04-24 | opinion
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_depth/7364139.stm


英BBCより。北京のオリンピックスタジアムの建造に、オーストラリアの鉱山資源(骨組み用の鉄とか)が使われている、という話。1:42~、ケビン・ラッド豪首相による美しいMandarin(北京官話)が聴ける。大学院の研究室にいた中国人(うちの研究科には中国人留学生が多い)にも聴いてもらったら、絶賛していた。


国家戦略として中国と仲良くしようとする国は多いのだろうが、理念として口に出すだけの場合と、一国の主がこのように例証する場合とでは、その説得力には雲泥の差があらわれるのだなあ。

拷問は続く・・・

2008-04-22 | ライフサイクル


安全地帯ブートキャンプ、続行中。


さて昨日は、札幌のspiritual loungeというライブハウスに行ってきた。比較的新しくできたハコらしく、広さ(キャパ200人か)やステージとの距離感を考えると、音響はなかなかの印象。目当てはもはや聴き慣れたきらいのあるルミナスオレンジ。とはいえ、いいものはやはりいい。アヒトくんのドラミングを見るのもしばらくぶりだったが、仮にAメロ→B→サビ→A、という曲があったとすれば、サビまで一貫してハシリつつAでムリヤリ元に戻る、みたいな感覚がなんだか懐しく思えた。ただ毎度のことながら、"Sugarcoated"はやっぱりミスってた(難しいんだけどね、変拍子)。


・・・どうも、こういう文章を垂れ流すのは忍びないなあ。ダラダラしてるし。


まあ、たまにはよしとするか。


MUSIC:月に濡れたふたり/安全地帯

TOKYO REAL FASHION 2008 [3/30 22:30 ~ 00:30 NHK-h]

2008-04-11 | opinion
2008年3月15日。代々木で開催された東京ガールズコレクション(TGC)は、盛況のうちに幕を閉じた。その模様が先日NHKハイビジョンで放送されたのだが、全ステージノーカットという触れ込みに惹かれて、2時間ぶっとおして見続けてみた。


番組構成を説明すると、司会はクリス・ペプラー、アドバイザー役にファッションジャーナリストの松下久美氏。そして「当事者」ゲストに安田美沙子をセット。この三人組が、有名ブランドからこの春夏にデビューしたブランドまで、新製品を紹介するモデルショーを肴にあーだこーだ述べ合うのが基本構図となる。各ポジションはわりとはっきり分かれていて、


ク「デビューブランド五番手の登場です。こちらの特徴は?」
松「古着好きなデザイナーが始めたブランドなんですね。
  もともとアンティークショップの店長だった方なんですが…」
安「今年はこういう大人っぽい服にもチャレンジしてみたいです!」


みたいな会話がえんえんと続く。NHKの性格上、おおっぴらにブランド名を出すことができないため、「ニューヨークでスタイリストとして長年働いていた方が立ち上げた…」とか「ロサンゼルスで展開している…」とか「アラサー(around 30)にウケる…」とか「七年前に代官山に生まれた…」とか「かの渋谷の人気ビルで七年連続ナンバーワンを獲得した…」とか、英語でいう関係代名詞(先行詞は「ブランド」)の文を駆使していたのが、勇ましくもあり悩ましくもあり。専門家のおばちゃん、大変そうだったもんな。


マリエ、山田優、香里奈といった面々はもちろん、長谷川潤、Kelly、藤井リナといったTVへの露出度の低い人気モデルも、ひとたびステージに姿を現すと、会場のガールズ(ほぼ10割)が喝采を浴びせる。近年の『JJ』凋落のせいか、クリスティーヌ、LIZAの人気はイマイチだった(松本莉緒の不人気は理解できるが)。オーディエンスの女の子たちはそんなモデル嬢を見て、その名を叫び、ときに涙し、そして恍惚とした表情を浮かべる。ある種、異様としか形容しえない光景だ。


昨年流行った(流行ってたんですよ?)レギンスは一切なし。そう、今年はやっぱり「ボヘミアン」。ひも状のヘアバンドして、裾の広がったスカートはいて、パーマかければいいらしい。特にひも。出てくる出てくる、着けたヤツらが。これがなけりゃ今年の春は始まらないわ!と言わんばかりにわんさかと。安田美沙子の当日衣装ももちろん「ボヘミアン」。お腹を見せる「メリハリセクシー」で、キュートだけどセクシー、なんだとさ。


TV画面を通じて拡散し、ジェンダー論を振りかざして斜め読みすることすら嘲う、強力なエナジー。これに勝る女たちの熱狂、よそではそう見られまい。今年の秋冬モノか来年の春夏に照準を合わせて、この「信仰の現場」(ナンシー関)に潜入取材したいと考えているのだが、さすがに同行できる女性記者が必要だな。