intoxicated life

『戦うやだもん』がお送りする、画日記とエッセイの広場。最近はライブレビュー中心です。

コントレックス、箱買い

2009-02-19 | ライフサイクル
昨晩、炊飯器に水をはったの忘れたまま寝入ってしまい身じたくを整えてさっさと家を出ようと思った瞬間にそれを思い出して蒸らし終わるまで待っていたら『FNNスピーク』の島田さんに見とれてしまって結局13:04の快速まで遅らせて札幌へ向かってみたはいいものの「延滞してます」のTELが来ていたため借りていた本を大学図書館まで返しに行かねばならず遠回りをしてやっと研究室までたどり着きこのところ楽しみにしていた『山おんな壁おんな』の再放送が今日はオンエアされないと知ってがっかりだよ!


『FNNスピーク』のくだりまでを自宅で書いていたにもかかわらず、誤って「戻る」動作をしたため原稿がパーに。やや意気消沈しております。


さて、大学院生も春休み突入である。ここ数日は研究室泊り込みもあったが、これでようやっと時間がとれる。なにより嬉しいのは雑誌がゆっくり読めることだ。

 
たとえば、『中央公論』の特集「日本語は亡びるのか」。「国語」の衰亡を危機ととらえた水村美苗の議論を受けての特集である。特に水村の言語観と、言葉=道具のポストモダニズム全開の東浩紀「中途半端な規模こそ問題だ」の言語観の相違が単純すぎて逆に痛快。「ググってコピペ」の是非についても同様で、「今後実践的に必要なのは、コピー&ペーストに頼っていいから、とりあえず論理的な文章をでっち上げる能力だと思います」とはあずまんの弁。僕が時空を超える雑誌編集者なら、原稿の大半を引用でしたためた『パサージュ論』のひげのおっちゃんと、コピペ問題について語らせてみるんだがなあ。
 

あと、朝日新聞出版の『Journalism』。初めて読んだのだがなかなか面白い。1月号の特集は「新聞のネット化最前線」。「紙とネットは別」の方針でアクセス数を3倍増させた(が苦しい経営の続く)産経デジタルについての記事、佐々木俊尚による毎日WaiWai事件のまとめなどは無難に読める。そんな中で目を引いたのは、ビデオカメラを持つ地方紙記者についての記事。朝読日経などの全国紙も最近では記者にビデオを持たせているらしいが、ローカルなネタをより身近に見せるための手段として、地方記者がとってくる動画ネタは効果を発揮するだろう。事実この記事によれば、地方紙のテレビ系列局がこうした記者の映像を番組や街頭の大型ビジョンで流したりするらしい。なお著者の藤えりかは、朝日のジャーナリスト学校主任研究員との肩書き。そんな組織があったんですね。


MUSIC:夏の黄金比/相対性理論