物欲大王

忘れないために。

池波正太郎「にっぽん怪盗伝」

2013年02月05日 22時49分03秒 | 読書、書評
池波作品を初めて読みました。ごめんなさい。
きっかけは時代劇専門チャンネルで放映された「正月四日の客」。
とある蕎麦屋が舞台で、松平健と柄本明の静かなやりとりが魅力的なドラマだった。
一度だけでは物足りず、三度も鑑賞。そしてDVDに保存した。
数日後、妻に蕎麦をリクエスト。さらに本屋で原作本を購入。
見事なハマりっぷりである。

鬼平犯科帳の外伝だそうで、多様な盗賊が登場する短編集。
とても面白くて貪り読んだ。どれも落語の様でスラスラ読めた。
ラブシーン?もあり、それがまたエロい。
「無理矢理襲ったら、相手もまんざらでもなくてそこから恋心が芽生える」
といった都合の良さが俺は好き。
金だけでは無く、人の心まで盗る盗賊……あれ?ルパンでも観たぞこのシチュエーション。

因に買ったのは新装版。フォントサイズが大きめで行間が広い。
実に読み易かった。
数日後、ブックオフにて100円コーナーにあった「鬼平」を大量に購入。楽しみだ。

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