物欲大王

忘れないために。

辻仁成「白仏」

2013年01月04日 10時47分24秒 | 読書、書評
妻が「読め!」と五月蝿いので読んでみた。
名作だった。神々しい小説だった。

筑後川下流の島に生まれた稔は発明好きで戦前は刀鍛冶、
戦中は鉄砲修理、戦後は海苔の加工機製造などをしてきたが、
戦死した兵隊や亡き初恋の人、友達、家族の魂の癒しのため
島中の墓の骨を集めて白仏を造ろうと思い立つ。
(アマゾンより)

驚いたのが、これが事実だという事。
しかも主人公は著者のおじいさんだそうだ。
本当に凄い人だ。

この白仏。大川市大野島という所にいらっしゃるそうで、
その姿をネットで見る事が出来た。
人骨で出来た仏像。恐ろしい気はするが、実際に逢ってみたい。
実際に目の当たりにした時、どんな心境になるのだろうか?

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