転職活動を始めてから約2ヶ月。
失業手当は3ヶ月しか貰えない。
高すぎる求人倍率。
どうなる俺?
そんなわけで毎日、心が不安定。
面接の予定を貰い、テンションマックス。
その後、お祈り(不採用通知)を貰い、泣きたくなる。
毎日、心臓がバクバク。
たいした給料を貰っていたわけではないので、
貯金など無い。
頼りは妻の給与と、失業手当。
ネットを中心に応募しているので、
クリックしてしまえば、後はやることが無い。
ヒマだ。暇を持て余すとはこういう事か。
さて、どうしようか。じゃあ、掃除だ。
と、忙しいと言い訳をしてやらなかった掃除を本気でやってみる。
2~3日で大体片付いた。
今度は何をやろうか?
テレビでも観てみようか。と電源オン!
だめだ。出演者の明るい表情にムカついてきた。
すぐに電源オフ。病んでるな俺。
本はどうだ?積読の本がいっぱいある。
ためしにミステリー小説でも。
だめだ。集中できない。
じゃぁ、池上さんの本で勉強だ。
だめだ。これも集中できない。
大丈夫か?俺。
そうだ。字を書こう。
最近、文字の練習をしていたんだ。
新聞や雑誌などの文章を適当に書いてみる。
何故か心が落ち着く。書道でも始めてみようか。
いきなり筆を持つのは敷居が高いので、ペンで書いてみよう。
題材は?書道って最初に何を書くのだろう。
思案する事数分。
そうだ。写経をしてみよう。
写経とはお経を書くこと。
コピー機が無かった時代、当時の坊さんはお経を手で書き写し覚えていた。
様々な写経があるのだが、グローバルスタンダードは般若心経。
まず、見本を探そう。ネットで調べてみると、写経がブームらしい。
みんな、心を落ち着かせたいのね。
写経をする人って、受刑者だけと思っていたよ。
さて、見本だ。
さくっとゲット。プリントアウト。
A4の紙に書いてみる。
日本人なのに字がまっすぐ書けないらしい。
軽く死にたくなる。
マックに移動。写経用の原稿用紙を製作。
マスの中に文字を書けばきれいに書けるだろう。
で、2枚目。
今度は上手く書けた。
苦手な文字も判明。今後の課題にしよう。
5枚ほど書いてみたら、筆にチャレンジしたくなった。
さすがに墨と筆を用意する根性はまだ無い。
そうだ。筆ペンがあるではないか。
と、100円ショップで筆ペンゲット。
早速、書いてみる。
難しいね。筆は。
ま、そんなこんなで、不安に押しつぶれそうな時には
写経をする事にしている。
心がリセットされるようで実に良い。
死刑囚や受刑者が写経をしている事を本で読んだことがあるが、
実際に取り組んでみて良く理解できた。
因みに怪しい宗教にハマッているわけではないし、
我が家はどちらかといえば、無宗教に近い。
なので、妙な勧誘はお断りでお願いします。
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