物欲大王

忘れないために。

山本兼一「ジパング島発見記」

2013年01月09日 00時35分01秒 | 読書、書評
大航海時代に長い月日をかけ「奇妙な国」ジパングへやってきた7人の西洋人。
目的や立場が違う彼らが抱いた日本の印象を、それぞれの視点から描いた作品。

キリスト教を伝える為にはるばるやってきたイエズス会。
彼らにすると日本の仏像が「悪魔」に見えたようだ。
西洋人の日本の宗教に対する嫌悪感の描写が激しく、違和感を感じたが、
国同士の交流が少なかった時代背景を考えると、本当だったかもしれない。

最後まで興味深く読め、史料として素晴らしかったが、
物語としては「わくわく」出来なかったのが残念。

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