2007年9月8日 彩の国さいたま芸術劇場にて;
スクリアビンの幻想曲目当てでたまたま目についたコンサートのチケットを購入して聴きに行ったわけですが、曲目はリスト編曲のヴァーグナーなど、
それはもう体力勝負の難曲ばかりでした。
23歳の若さのためか,節を歌わせて酔わせるというより技巧で驚かせるという典型的な若弾き。
右手のフレージングに対して左手がまるで別の意思を持っているかのように奏でる旋律が印象的でした。
あまり心に沁みる音楽ではなかったかしら、と思った矢先のアンコールにバッハのセレナード。
これはモスクワ音楽院伝統の「音楽を心でとらえるために一日のレッスンの際に必ず弾く曲」なのですよ。
すこし心を撫でられた気分になりました。
スクリアビンの幻想曲目当てでたまたま目についたコンサートのチケットを購入して聴きに行ったわけですが、曲目はリスト編曲のヴァーグナーなど、
それはもう体力勝負の難曲ばかりでした。
23歳の若さのためか,節を歌わせて酔わせるというより技巧で驚かせるという典型的な若弾き。
右手のフレージングに対して左手がまるで別の意思を持っているかのように奏でる旋律が印象的でした。
あまり心に沁みる音楽ではなかったかしら、と思った矢先のアンコールにバッハのセレナード。
これはモスクワ音楽院伝統の「音楽を心でとらえるために一日のレッスンの際に必ず弾く曲」なのですよ。
すこし心を撫でられた気分になりました。