ポーランドからの報告

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ウィンタースポーツのシーズンが始まります

2006年11月21日 | イベント

11月も後半に入り、いよいよウィンタースポーツのシーズンとなりました!

ポーランドでウィンタースポーツ観戦といえば、なんといっても、スキージャンプ競技。ポーランドは、伝統的にスキージャンプ競技が非常に強く、毎年ワールドカップの常連になっています。中でも、アダム・マウィシュ(Adam Małysz)選手 は、2000-01年に若干23歳でシーズン総合優勝し、2002年のソルトレイクシティ・オリンピックでも、ラージヒル銀メダル、ノーマルヒル銅メダルに輝くなど、ポーランドの国民的スター的な選手で、その活躍が大いに期待されています。

ポーランドは、ウィンタースポーツは他にクロスカントリーやトライアスロンなども強いですが、なんといっても人気No1はやはりジャンプ競技です。ポーランドの山の首都と言われる街、ザコパネが、毎年ジャンプW杯ツアーの開催地の一つとなることも、根強いジャンプ観戦人気の理由のひとつです。

今年のワールドカップは、第一戦が今月24日、フィンランドのKuusamoにて、その後一週間おきに、ヨーロッパ各国を転戦してのW杯ツアーとなります。長く退屈なポーランドの冬の期間、ポーランド人は週末ごとにテレビの前に陣取って、ビールを片手に、ジャンプ競技でのポーランド勢の活躍を応援するわけです。


ところで、日本人選手の応援に、ザコパネへ出かけてみませんか?今年のサッカーワールドカップ・ドイツ大会では、沢山の日本人サポーターが現地までイレブンを応援に行きました。しかし、日本の冬のお国芸であるジャンプ競技には、まだまだサポーターが少ないよね... なんてふと思いました。周り180度全部ポーランド人の中で、日の丸を振って日本人ジャンパーの応援してみるなんて、なかなか雰囲気があって乙な経験になるんではないでしょうか?ちなみにポーランドで、日本選手陣らは、「カミカゼ飛行隊」「サムライ戦士」などと、その活躍が好意的に紹介されています。

ザコパネは、国際空港のあるクラクフからバスで2時間と、非常に便利な場所にあります。「ポーランドの山の首都」といわれるだけあり、民族舞踊を見ながらおいしい川魚料理をいただいたり、ザコパネスタイルと呼ばれる木造建築を見学したりと、ジャンプ競技観戦だけでなく、観光も十分に楽しめる町です。

ザコパネでのジャンプW杯は、来年2007年1月20・21日です。試合期間中は、当然現地のホテルは早くから埋まってしまいますので、もし、ザコパネ行きをお考えの方は、今のうちからもう予約が必要です。ちなみに、一週間前の13・14日にノルウェーのVikersund で、一週間後の27・28日にドイツのOberstdorf で、それぞれジャンプW杯があります。選手とともに、ヨーロッパ内を「転戦」してみるのも、面白いですよ!


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