旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

桃の花見トレッキング

2010年04月12日 | 旅の風景
昨日は東京トレッキング番外編=桃の花見トレッキングが開催されました。番外編の今回は、アウトドアスペース風魔の桃の花見トレッキングへの便乗です。

共同作業には難ししくも面白い点があって、お互いの方向性には当然、微妙に違いがありますから、それが反映されます。歩きながらランチパックをつまんで、意地悪なナビゲーションを克服してゴールを目指す、少々ストイックな東京トレッキングとは違って、今回は短目のルートで早目にたどり着いたゴールにはバベキューの昼食が待っています。バーベキューの時間は14時頃から17時に到るまでの時間が確保されていて、目的地到着があまり遅くならないようにしたいところ。

昨日、準備をしていて、ハタと思いついたのは、"ルートブックに問題あり”の可能性。東京トレッキングの時を含めて私が作るルートブックは進行方向の方角指示が真北の場合、360と指示しています。これは0度として表示すると、コピーがかすれてるとか、ホワイトで消して、書き忘れたとかの場合と区別がつかなくなるからです。でも実際、ルートブックの元となるノートを書いている時は歩きながらなので、少しでも省略したい気持ちで0と書いています。つまり、ルートブックを清書する段階で、0を360と読み替えて作成しているのです。ところが、どうも0を全て180と記載してしまった記憶があります。このままだと真北へ進むべき指示が全て真南になってしまいます。

スタート地点に集合した皆さんにざっとマップとコンパスの説明を行います。いつもはかなり細かい点まで説明を行うのですが、実はその説明のほとんどの部分は現実に必要となる知識ではありません。今回は時間を節約するために実践に必要な最低限の説明だけで済ませたのですが、これがちょっと説明不足だったようで、どうも皆さんには分かりにくいものになってしまったようでした。すみません。

心配された天候も、スタートしたときの曇り空からすこしずつ持ち直し、歩いているうちに暖かくなって来ました。私は全参加者の更に前を歩いて、今回の不安材料となっている180度問題をチェックしながら間違っていたら後続する人に伝言で送る役割。ちなみに、私の記憶どおり、180度は全て360度に読み替える必要がありました。

桃の花見が綺麗なシーズンを狙っていたのですが、今回の日にちは絶妙のタイミングをつかんだようで、桜の花もまだ最後の見頃、それに並んで桃の花も満開。ここまで上手い日が開催日に重なる幸運はいつも期待できるものではないでしょう。そういう意味では今年参加した方はラッキーです。あちこちに咲き乱れるいろいろな花を楽しみながら進みます。

ゴール地点となったバーベキュー会場は市民農園の施設の一角を使わせていただいたもので、桃の花で全体がうっすらピンク色に色づいて見える山梨の町並み、その向こうに聳える山々、さらにその上に顔を出す富士山が望める雄大な風景を堪能できる場所。地元の方々がテーブルや椅子を準備してくれていて、雄大なパノラマを眺めながらのバーベキューを楽しむことができました。

番外編に続いて、そろそろ東京トレッキング本編が再起動します。ゴールデンウィークが明けてからの開催を予定していますので、お楽しみに。


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