海辺の町から

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過去から学ぶもの

2024-03-12 16:39:14 | 日記

  よく降りました。


  幼なじみから。


還暦の同窓会出席のため東北の玄関口白河を訪ねたのは3.11の3年前だった。
若かりし頃の面影は影を潜め好々爺然とした風貌になって同級生が恩師に見えた。
団塊世代のど真ん中 競争社会の中で揉まれ育った。

この日が来ると思い出すあの光景。13年の時を経た今も記憶は鮮明で
根無し草のサラリーマン家庭は故郷がない そんな中唯一故郷と呼べる街白河。
10数年過ごした故郷が一瞬にして変ってしまったことを。

久しく言葉を交した3年後 福島の地は震災と原発の二重苦に苦しめられていた。
我慢強い県民性は合切を内に秘め私には災害を前に為す術も無かった。

瓦礫の中から死者の言葉を拾い集めていた辺見庸。
共に過ごした友人達を思い言葉にならない言葉を探し続けた日々

ロシアのウクライナ侵略 瓦礫の中から呻き声を聴けども助ける術は無い。
畏敬の念を忘れた人類はより強固な軍備を備え着々と核戦略に向かっている。
科学技術の進歩は破滅へと向かっているようにしか思えない。
人間は過去から何を学んできたのか。