海辺の町から

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子は宝です

2022-02-23 13:06:05 | 日記

  昨日街へ出掛けた 北西の風が強く波が高い


  宿根草は強い


病院ラジオ観ながら43年前の長男出産時が蘇って来た。
12月18日出産予定日 病院までの道程があると言う事で万が一を考え入院
来る日も来る日も手術台に向かうけれど陣痛が来ない
19・20・21・22と同じ事の繰り返し。
朝から手術台に向かうため食事は勿論摂れず連日空腹と疲れで参っていた。
12月23日天皇誕生日 今日ダメなら帝王切開との声が聞こえる。
後から入院して毎日手術台に並ぶ人達から産声が聞こえてくる。
私は一人手術台に横たわり陣痛促進の点滴をしながら口には酸素吸入器を付けられていた。
母子共に限界が来て 病院は帝王切開に向かっていた。
忘れもしない お昼を過ぎた頃陣痛促進剤が効いて誰もいない産室で長男を出産
私の声に慌てて看護師さんが駆け寄って来てくれたが産声は無く仮死産だった。 
長い時間だったような気がする 弱々しい産声を聞いたとき止めどなく涙が溢れた。

病院の中でも明るさのある印象の産婦人科 明るさだけでは無く様々なドラマがあるものだと。
ジッと病院ラジオに聴き入る子供達 当時の様子を聞かされていたのでしょうか。
産まれてきた命元気に育って欲しいと願わずにはいられなかった。

子供を産み育てる権利を強制的に奪った旧優生保護法
折しも大阪高裁が違憲と認め被害者を救済する道を切り開いた。

中国政府のウイグル族に対する処遇が頭を過ぎった。