海辺の町から

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季節の移ろい

2020-10-27 12:49:52 | 日記

  裏山まで歩いて行くと誰も取る人の無い柿が 鳥たちの御馳走です


  つい半年前まで耕作していた畑には背高泡立草が・・


裏山まで高くなった空を眺めながら歩いていた。
人の手の入らなくなった畑の荒廃は早く
草一本生やさない程手入れの行き届いていた畑がもう
主を失った途端 半年を待たずして背高泡立草が蔓延っている。
芥川賞の「背高泡立草」もそういえば住む人のいなくなった家の周りに
草が蔓延り背高泡立草が生えていたっけ
海辺の町も人口減少に歯止めがきかず
年々耕作放棄地が拡大し地域の存続もままならなくなってきた今
耕す人も無く人の手も無い。
この土地の積み上げられてきた歴史や文化が
あと20年もすれば全てが土に還ってしまうのだろうか。
ゆっくり下ってきた山道は自分の人生と重なり合っているようで
寂しくもあり愛おしくもある。
やり残したことも遣りたいことも未だ沢山有るので
思いに耽るのはまだまだ先にしようかと。