
京野菜検定公式テキスト『京のブランド産品ガイドブック』 より。
「賀茂なす」
⚫︎本来の品種は「大芹川(おおせりがわ)」。
⚫︎「米なす」はヘタは緑色、果色は緑色、ヘタの下も濃い緑色。「賀茂なす」はヘタは紫色、ヘタの下は黄白色。
※なぜか「米なす」との特徴比較を記述してあります。過去問にも何度か出てきます。
⚫︎自家採種農家は、「三へた」といってヘタが3っのものを最上のとしています。
※自分が栽培したところ植え付けから最初の時期のものが「三へた」に成りましたが、栽培後半は少なくなっていきました。
⚫︎病気に抵抗を持つ台木に接ぎ木して栽培することが多くなった。
⚫︎上賀茂周辺では、一番成りを「元成」、二番成りを「腰」、三番成りを「三つ腰」、以下を「やなぎ」と称し、「三つ腰」「やなぎ」の取れる頃がその出盛期にあたると言われている。
京野菜検定公式テキスト『京の伝統野菜と旬野菜』より。
⚫︎賀茂茄子は栽培上、多量の水を必要とするので、水利に恵まれた上賀茂地区が最適の地となる。
⚫︎出回り時期は5月上旬から10月下旬。
【追記2015.02/06】
公式テキスト『京の伝統野菜と旬野菜』p83と過去問題第2回19より
⚫︎明治時代に入るまでは左京区吉田、田中地区が産地であり、明治時代に入ってから、
北区上賀茂地区に産地が移ってきた。
どうやら、初期から上賀茂地区が産地だと勘違いしていました。
⚫︎「賀茂なす」の栽培は、亀岡市、綾部市、京丹後市等で進んでおり、京都市中央卸売場の
「賀茂なす」の入荷量で最も多いのは、亀岡市から出荷されるものである。