社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

1年365日働く役所

2008-01-14 10:38:05 | 日常
「1年365日働く役所」として一躍有名となった福島県矢祭町。
2001年の「合併しない宣言」以来、劇的なコストカットと、
住民サービスの向上を両立してきた矢祭町の改革が、さらなる
進化を遂げた。
人口約7千人で主産業もない矢祭町には、書店もなく、
図書館づくりは住民悲願となっていた。しかし矢祭町にはカネもない・・・

そんな中、一人の町職員が思いついた秘策に、他の自治体関係者から浴びた
非難の嵐。
しかし、ついに奇跡は起きた!
他の自治体が真似できないような、これらの数々の改革を率いてきたのは
根本良一町長(70)だったが、去年、24年の任期を全うして退任した。
その根本氏が引退した今だからこそ初めて語った本音とは。
矢祭町「奇跡の地域再生」への道のりを1000日の密着取材で追った
昨日のサンデープロジェクトで、福島県の小さな町の
行政改革の特集がありました。
町長が始めた行政改革、それが町民一体となり
町興しにつながりました。
行政はどうあるべきか・・・
について一つの方向を示したものでした。

矢祭町は福島県の山間にある人口7000人の小さな町です。
町村合併の危機にあいながら、町長は自主再建を掲げました。
しかし、町の再生についての具体的方策は全くありませんでした。
そこで町長が行ったことは
「24時間365日働く行政」というものでした。
正月のお盆も休み無く開いている役場、
当然人員削減、給与カットは当りまえです。
その姿に町民の見る目も変わってきました。

真のリーダーはどうあるべきかを明快に示した内容でした。
「汗を流すところには、必ず応援が起きる」とは根本町長のコメントです。
このコメントには絶大な説得力があります。
自ら行動し、ことをやり遂げた人にしか分りません。

今、地方自治体は疲弊しているということを良く耳にします。
東京、大都市への一極集中それによる地方の過疎化。
国や地方自治体は安易な解決策した考えていません。
お金による解決方法、うわべの方法では根本は何も変わりません。
地元の住民が何を望んでいるのか?
行政は誰の為に何をするべきなのか?
その原点をもう一度考えるべきです。
その方向を示した自治体は身近にあるのです。