年末になりますが、第9回を開催いたします。
新しい試みとして、共通テーマを設けて、各人だったらどうアプローチするかをブレインストーミングする会としてみたいと思います。
ふるってご参加ください。
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日時:2016年12月17日(土)13時~17時
場所:明治学院大学白金キャンパス 本館5階北ウィング1551教室
http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
<内容>
パート1)子どもと安全:既存研究をたたき台に
言説研究よりの立場からのお二人の発表をもとにブレインストーミングを行いたいと思います。
参考文献に事前にお目通しください。
A.大嶋尚史 「子どもの安全」
「子どもの安全」はセキュリティーに対する責任の問題ですが、そのような問題が、全く別の概念(「子どもの居場所」、「地域活性化」、「新しい公共」、「生きがい」、「つながり」や「きずな」など地域に関する概念が中心となる)と結び付き、様々な実践や言説が作動し続けていることが示せればと考えています。そして、その延長線上として放課後の通学路における遊びや、子どもだけの関係で成立する空間としての「道草」や「秘密基地」などの行為やそれに関する言説が終焉しつつあるのではないか、という仮説をお話したいと思います。
子どもの安全や、子どもの教育、といった、子どもの○○は、「子どものために」という理由で様々な対策や実践がなされた結果、別の現象を引き起こすことが考えられます。そのような部分についてブレインストーミングを行えれば、と考えております。
参考文献(CiNiiからダウンロードできます)
大嶋尚史,「子どもの「守れない安全」を守ることの意味」,社会学ジャーナル,筑波大学社会学研究室,第40号,pp79-96,2015
大嶋尚史,「安全教育が目指しているものは何か? -通学路に関する学校安全セミナーの事例から-」,社会学ジャーナル,筑波大学社会学研究室,第38号,pp85-100,2013
B. 桜井淳平 「子どもの犯罪被害防止」への社会的関心の高揚と言説の布置(仮)
00年代以降に社会的関心が高まったといえる「子どもの犯罪被害防止」について,「①なぜ,いかにして,ここまで関心が高まったのか」「②被害防止のためにいかなる方策が,いかなる論理構成のもとで,称揚されているのか」という問いを掲げ,言説分析を用いて探索してきました。
また今年は,「教育と責任」「監視と自由」といった視角から「“子ども”の安全」の特殊性を考えていました。
その(拙く粗い)成果を簡単に通観し,子ども社会学研究における,言説分析という手法や構築主義という立場の可能性と課題について考える「たたき台」となればと思います。
【参考文献】
桜井淳平,2014,「「子どもの犯罪被害」に関する報道言説の通時的変化―〈被害防止対策〉拡大の源を探る―」『子ども社会研究』No.20,pp.31-45
http://www.js-cs.jp/wp-content/uploads/pdf/journal/20/cs2014_03.pdf
パート2)子ども研究の視角と方法:「子どもと安全」を切り口に子どもと安全というテーマに絞って、いろいろな視角や方法(構築主義/フィールドワーク/資料研究/インタビュー・・・)の可能性や異同について理解を深めていきます。
※皆それぞれの対象でそれぞれの視角や方法を培ってきたわけですが、それらについて理解を深め合うために、共通のテーマを設定して考えてみるという目的です。ですので、子どもと安全に関する論文等を持ち寄っておくなども重要かと思います。
パート3)打ち合わせ兼懇親会 ※ここから色々な企画が生まれています。
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準備の都合上、参加希望の場合は、事前にご連絡ください。
また、新規ML参加希望の方も、遠慮なくご連絡ください。
元森絵里子(明治学院大学) motomori*soc.meijigakuin.ac.jp
*を半角@に変えてください。
新しい試みとして、共通テーマを設けて、各人だったらどうアプローチするかをブレインストーミングする会としてみたいと思います。
ふるってご参加ください。
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日時:2016年12月17日(土)13時~17時
場所:明治学院大学白金キャンパス 本館5階北ウィング1551教室
http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
<内容>
パート1)子どもと安全:既存研究をたたき台に
言説研究よりの立場からのお二人の発表をもとにブレインストーミングを行いたいと思います。
参考文献に事前にお目通しください。
A.大嶋尚史 「子どもの安全」
「子どもの安全」はセキュリティーに対する責任の問題ですが、そのような問題が、全く別の概念(「子どもの居場所」、「地域活性化」、「新しい公共」、「生きがい」、「つながり」や「きずな」など地域に関する概念が中心となる)と結び付き、様々な実践や言説が作動し続けていることが示せればと考えています。そして、その延長線上として放課後の通学路における遊びや、子どもだけの関係で成立する空間としての「道草」や「秘密基地」などの行為やそれに関する言説が終焉しつつあるのではないか、という仮説をお話したいと思います。
子どもの安全や、子どもの教育、といった、子どもの○○は、「子どものために」という理由で様々な対策や実践がなされた結果、別の現象を引き起こすことが考えられます。そのような部分についてブレインストーミングを行えれば、と考えております。
参考文献(CiNiiからダウンロードできます)
大嶋尚史,「子どもの「守れない安全」を守ることの意味」,社会学ジャーナル,筑波大学社会学研究室,第40号,pp79-96,2015
大嶋尚史,「安全教育が目指しているものは何か? -通学路に関する学校安全セミナーの事例から-」,社会学ジャーナル,筑波大学社会学研究室,第38号,pp85-100,2013
B. 桜井淳平 「子どもの犯罪被害防止」への社会的関心の高揚と言説の布置(仮)
00年代以降に社会的関心が高まったといえる「子どもの犯罪被害防止」について,「①なぜ,いかにして,ここまで関心が高まったのか」「②被害防止のためにいかなる方策が,いかなる論理構成のもとで,称揚されているのか」という問いを掲げ,言説分析を用いて探索してきました。
また今年は,「教育と責任」「監視と自由」といった視角から「“子ども”の安全」の特殊性を考えていました。
その(拙く粗い)成果を簡単に通観し,子ども社会学研究における,言説分析という手法や構築主義という立場の可能性と課題について考える「たたき台」となればと思います。
【参考文献】
桜井淳平,2014,「「子どもの犯罪被害」に関する報道言説の通時的変化―〈被害防止対策〉拡大の源を探る―」『子ども社会研究』No.20,pp.31-45
http://www.js-cs.jp/wp-content/uploads/pdf/journal/20/cs2014_03.pdf
パート2)子ども研究の視角と方法:「子どもと安全」を切り口に子どもと安全というテーマに絞って、いろいろな視角や方法(構築主義/フィールドワーク/資料研究/インタビュー・・・)の可能性や異同について理解を深めていきます。
※皆それぞれの対象でそれぞれの視角や方法を培ってきたわけですが、それらについて理解を深め合うために、共通のテーマを設定して考えてみるという目的です。ですので、子どもと安全に関する論文等を持ち寄っておくなども重要かと思います。
パート3)打ち合わせ兼懇親会 ※ここから色々な企画が生まれています。
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準備の都合上、参加希望の場合は、事前にご連絡ください。
また、新規ML参加希望の方も、遠慮なくご連絡ください。
元森絵里子(明治学院大学) motomori*soc.meijigakuin.ac.jp
*を半角@に変えてください。
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