ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

なぜかドーハ

2007年11月17日 23時21分09秒 | 旅する
セントレア発ドバイ行EK315便で、定刻どおり17日5時55分にドバイ国際空港に無事到着した、、、かというとさにあらず。

濃霧のためドバイ国際空港が閉鎖されてしまったため、カタールのドーハ国際空港に臨時着陸。航空法の定めにより、乗員の交代が必要とかで、ドバイから交代の乗員が乗った飛行機を待つことになった。ドバイ国際空港の閉鎖が解除されたのは10時頃らしい。機長の説明によれば、空港側が拒否したため、我々乗客は飛行機を下りることも許されず、11時過ぎにようやくドーハ空港の出国ゲートに入ることができた。「眉山」と「バッテリー」の二本の映画を観、機内プログラムの日本映画をすでに観つくしていた私は、この間に「ダイ・ハード4.0」全部と「トランスフォーマー」の3分の1程度を観た。後者は、あまりにも筋が支離滅裂で途中でギブアップしたが、偶然にも導入部はカタールにある米軍基地が舞台だった。実際のロケ地がどこかはわからないが。

ツアーの日本人添乗員が説明しているのを横から聞いていると、ドバイ到着予定の飛行機がカタールに着陸することはなくはないが、乗員の交代が必要となるほど長時間待たされることは珍しいらしい。

結局搭乗を開始したのは19時過ぎ。ドーハには13時間ほどいたことになる。こんなに遅くなることがわかっていたら、市内観光にでも行けたのにと思うと悔しい。私は、最終目的地がドバイだからまだいい方だが、ドバイは単なる経由地の乗客は気の毒だ。私の隣に座った60歳くらいの男性は、ツアーでこの後カイロまで行く予定だったが、今晩どこに泊まるかわからないと嘆いていた。

ドバイ上空でも待機を命じられ、通常は40分のところを1時間かけドバイ国際空港に着陸したのは21時ちょっと前だった。ドーハ国際航空では、エミレーツ航空の社員に乗客が詰め寄る光景が何度か見られた。これが、例えばアメリカだったら、ミール・クーポンやラウンジの利用券を配るのではないかと思うが、そういうことは一切なし。出発時刻などについての周知も不十分と感じた。こういうことは本当に珍しく、慣れていないせいかもしれない。

ドーハ国際空港の第一印象は、先輩駐在員に聞いていたとおり、ドバイ国際空港を一回り小さくした感じだ。ダイナースクラブやエミレーツのシルバーメンバーが利用できるラウンジはなく、クワイエット・ルームという仮眠室のような部屋で2時間ほど横になって休んだ。ちなみに、喫煙室以外での喫煙は禁じられている。ドバイ国際空港にも喫煙コーナーはあるが、天井がなく煙草の煙が外に流れるのに比べより分煙が徹底していると感じた。


カタールには天然ガス関連を中心に日本企業も進出していて、いずれ訪問しなければならないと思っていた国の一つだ。だが、こういう形で来るとは思いもしなかった。

上の写真はドーハ国際空港の免税店。

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