ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

環境に優しいアブラ

2007年12月26日 00時00分11秒 | 車/交通事情
25日の晩は、家族にゴールドスークを案内しようと、タクシーをドバイ博物館で降り、歩いてアブラ乗り場まで行く。自分で車を運転するようになってから、アブラにはめっきり乗らなくなった。数ケ月ぶりのことだ。

いつもと同じものの他、見慣れないアブラがあるのに気づく。屋根にRTAのマークがある。アパートに帰ってから25日付のガルフニュースのページをめくると、このアブラが、試験的に導入した圧縮天然ガス(CNG)を燃料に使用する三隻の内の一隻であることがわかる

CNGとは聞きなれない単語だが、ウィキペディアで早速調べてみると、ディーゼルの代替品としてこれを使う自動車が開発されたが、多くは製造中止になっているようだ。二酸化炭素などの排出が抑えられる他、匂いがないというメリットがあるという。反面、気体であるため体積が大きく扱いにくいのが難点ということのようだ。

上記の理由で、長距離を航海する船には使いにくいだろう。だが、クリークを往復するアブラなら、燃料の補給は容易なはずだ。CNGはアブラに向いていると思う。

においに敏感な長女は、アブラに乗りながら鼻を手でおさえていた。環境のためにも、全てのアブラがCNGを積むようになることを期待したい。

最新の画像もっと見る