ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ドバイのクリスマス

2007年12月25日 09時26分13秒 | 暮らす
5時半に携帯電話のアラームが鳴って目を覚まし、出かけるしたくをしているところに妻から電話がある。ドバイ国際空港に着いたと言う。この時間に空港に人を迎えに行くのは初めてだ。道路は空いていてものの15分で空港に着いてしまう。到着ゲートで待っていると、次々に日本人と思しき人達が出てくる。観光客の他、私のようにこの時期に家族を呼び寄せる駐在員も多いのだと思う。

東京の友人からドバイのクリスマスってどんな感じ?という漠然とした質問をもらい、さてどう答えたものかと首をひねってしまう。

イスラム教の国ではあるが、異教徒には寛容だ。外国人が80%以上、欧米人やフィリピン人のようにキリスト教徒も多く、キリスト教の教会だってちゃんとある。ショッピングモールやホテルのロビーにはクリスマスツリーが飾られ、スーパーのレジがサンタの赤いキャップをかぶったりもしている。キリスト教徒が多い企業では25日を休日とするところもあるようだ。

25日のガルフニュースは、一面で、マディナ・ジュメイラで昨晩あったクリスマスショーの写真を大きく掲載しているし、ホテルはクリスマス・ディナーの予約でてんてこまいという記事もある。

ただ、東京のように街中がイルミネーションでクリスマス一色になるという感じはない。外国人がムスリムに遠慮しがちに祝うクリスマス。ドバイでも住む場所や行く場所によって違うかもしれないが、これが私がドバイで送る最初のクリスマスの印象だ。

(写真は、ワールド・トレード・センターにあるイビス・ホテルのロビーにあるクリスマスツリー。)

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