ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ドバイのタクシー 傾向と対策 

2007年09月28日 00時19分45秒 | 車/交通事情
もう1ケ月間以上、タクシーに乗っていない。渋滞の道路を自分で運転するのはうんざりするが、それでも運転手とけんかをしながらタクシーに乗るよりは、精神衛生上はずっとよい。

いわゆるヒマネタだが、25日のガルフニュースがドバイのタクシー・ドライバーに関する読者の苦情についてとりあげている。その中で、タクシードライバーによるだましの手口(Tricks used by cabbies)が挙げられている。これまでに書いたことと重複するが、よくまとまっているので、観光でドバイを訪れる日本人(特に女性)のために、以下に紹介する:

1.短距離の客を乗車拒否する。

2.同時に多くの乗客を乗せ、それぞれ別に運賃を請求する。

3.道路渋滞する地域(特にデイラやシャージャー)に行くことを拒否する。

4.(距離を稼ぐため)なるべく長いルートを選択する。

5.(上記4を実行しても気づかれにくい)観光客をねらう。

上記の内、私は2以外は全て経験している。また、ドライバーから「どこから来たか、ドバイにどれくらい長く住んでいるか」という質問をよくされるが、これはどの程度道路を知っているか(迂回路を選択しても気づかないか)探りを入れられていると考えてよい。観光客でも、ドバイの住人であるか、ドバイに何度も来てよく知っているふりをした方が賢明だ。

最近では、タクシーをつかまえるのも一苦労だが、運良くタクシーをつかまえたと思っても、乗り込む前にドライバーが行き先を知っているか確認した方が良い。ドバイに来たばかりの運転手に、全然別の場所に連れて行かれた経験がある。ドバイには、グリーンズとグリーン・コミュニティーなど紛らわしい地名があるので注意が必要だ。

この他、癇に障るのは、ラジオでインドだかパキスタンの音楽をガンガンかける運転手がよくいる。赴任した当初はがまんしていたが、最近では「切れ」(Turn Off)ということにしている。「なぜか。音楽がきらいなのか。」と聞かれることがあるが、「この音楽はきらいだ」というと、敵もあきらめるようだ。

また、若い女性はなるべく助手席に乗るのを避けた方がよいと思う。ドライバーに体を触られたという話を聞いたことがある。当地にはその種の職業を持った中国人女性がいて、日本人は外見上見分けがつかないのが原因と聞く。真偽は定かではないが、用心するに越したことはない。


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