ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ラマダンと交通事故の因果関係

2007年10月09日 00時36分15秒 | 車/交通事情
10月8日付のガルフ・ニュースは、一面で車が黒煙をあげて炎上する写真とともに、過去10日間で15人が、また7日は24時間以内に5人が、交通事故により死亡したと報じている。

ラマダンに入ってから、シェイク・ザイード・ロードを中心として、路肩に停車している車を多くみかけるようになった気がする。故障と思われる1台だけの場合もあるが、明らかな追突事故で2台が停車している場合が多い。警察の到着が遅れているせいもあるかもしれないが、そもそも事故自体の数も増えているのではないか。

出張で来ていた昨年にも先輩駐在員から聞いたが、ラマダンでムスリムが飲まず食わずで運転していることとの因果関係が疑われる。血液中のグリコーゲンの低下とともに、脳の働きが低下するのではあるまいか。飲酒運転については種々の実験データがあるが、断食が車の運転能力に及ぼす影響についての研究があってもよいように思う。「飲んだら乗るな」だけでなく、「断食するなら乗るな」という結論が導かれるかもしれない。

あと数日で今年のラマダンも終わる。それまで、交通事故に巻き込まれぬよう、注意しようと思う。


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