ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

パーキング・メーター (2)

2007年08月20日 23時58分49秒 | 暮らす
土曜日の午後4時、同じ日の晩のビーチ・サッカーの決勝戦の応援グッズの日本国旗をダイソーで買おうと、ラムシープラザに到着。パーキング・チケットを買うため、パーキング・メーターに歩み寄った時のことだ。

多分ハウスメイドだろう。浅黒くぽっちゃりしたフィリピン人と思しきおばさんが、ショッピングカートを押しながら、ちょっと待ってと私を呼び止める。自分が買ったパーキングチケットがまだ後1時間有効だから、これをあげると言う。ここのメーターは、1時間2ディルハム、2時間5ディルハムのチケットを買えるようになっている。用心のため2時間のを買ったところ、思いがけず買い物が早く済んだのだろう。とっさにいくらかと聞くと、彼女はにっこり笑い、いらないと言う。

「ペイ・フォワード」という映画を思い出した。こういうことがあったら、これから私もそうしようと思った。

ドバイでは、ラウンドアバウトで信号待ちをしていて信号が青に変わるや否や後ろの車からクラクションを鳴らされるのが日常。神経がささくれだった私の心が久しぶりにほっこりした。どうということもない話かもしれないが、紹介したくなった。

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