アトランティス・ホテル水族館のジンベイザメを開放せよ？

ちょっと騒ぎすぎではないか、という気がする。ガルフ・ニュースが連日のように、開業したばかりのアトランティス・ホテルに付属する水族館のジンベイザメ（whale shark)を海に戻せというキャンペーンを行っている。

誰がつけたか、サミーという名前がついたジンベイザメ、ジュベル・アリの海岸で弱っているところを保護され、水族館に連れてこられたらしい。だが、ウェブ版ガルフ・ニュースの記事に寄せられたコメントを読むと、大半は水族館で飼うことに反対のようだ。

ウィキペディアで調べると、確かにジンベイザメは絶滅危惧種であるようだ。だからといって水族館で飼っていけない理由が今ひとつぴんとこない。魚は海にいるのが一番幸せという素朴な感想はわからないでもない。だが、それに従えば、およそ全ての水族館や動物園が成り立たなくなる。現に、ジンベイザメは日本では沖縄の美ら海水族館にもいるようだ。

魚の中で最大とされるジンベイザメの体に比較して、水槽があまりに小さすぎてかわいそうというなら、まだわかる。百聞は一見に如かず。これはやっぱり、一度見に行かねばなるまい。