ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

携帯メール

2007年05月07日 21時29分21秒 | 家族
今日、長女から初めて電子メールが届く。

携帯電話は塾の行き帰りの連絡のために、小学校からドコモのキッズケータイを与えていたが、iモードや電子メールはあえて申し込まなかった。中学校に入学するや否や、友達がみんな携帯電話でメールを使っているので、自分も使いたいと言い出した。

私は自分ではほとんど携帯電話のメールは使わない。迷惑メールがいっぱいくるのも知っているから、躊躇していた。日本に帰っている間、家族会議の結果、時代の流れには逆らえないと、着信制限をつけることなどを条件に解禁することにした。

こういうことを子供が覚える速さはすさまじい。待ちうけ画面を自分がとった写真に変えるのは当たり前、映画やテレビの主題歌をいつの間にか着メロにしたり、マニュアルを見てもいないのに、赤外線を使って友達と写真や動画のやりとりをしている。後世おそるべしというべきか。

ただ、なんでもそうだが、過ぎたるは及ばざるがごとし。漢字や国語をこれから覚えなければならない時期に、携帯メールばかりやっていると漢字を書く能力やきちんとした文章を書く力が落ちてしまわないか心配だ。最近アイルランドで、携帯メールが国語に与える悪影響についてレポートが出ているようだが、携帯電話先進国日本ではこういった問題について研究している機関はなないのだろうか。

それに、東京で地下鉄に乗っていて、一心不乱に携帯電話の小さな画面を見つめながらかちゃかちゃ文字を打ち込んでいるOLや女子学生をみていると、その速さに関心すると同時に、そのメール、家に帰ってからにしたら、と言いたくなる。

というわけで、父親としては、娘の携帯メールに全面的に賛成しているわけではない。私にくれるメールだけは別だが。


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